マイナーチェンジで2代目はついに「完成形」へと進化! 新型ボルボXC90は北欧プレミアムSUVの決定版 (2/2ページ)

最新EVモデル同様の次世代インフォテインメントシステムを装備

 エクステリア同様、インテリアのデザインも大幅な化粧直しを受けている。ダッシュボードが従来より直線的なデザインとなったほか、ワイヤレス充電パッドの位置を改良しドリンクホルダーを追加するなど、ユーザーの声を受けた実用面でのブラッシュアップも怠らない。

 仕上げについては、上質なウッドやナッパレザーに加えてボルボ独自の100%リサイクル素材「ノルディコ」を取り入れ、伝統的なスカンジナビアンデザインをより現代的なものとしている。

 ダッシュボード中央で存在感を放つセンターディスプレイは、このマイナーチェンジの大きなハイライトでもある。ボルボの最新EVと同様のUIを導入したことで、ユーザーが頻繁に使用するアプリや機能が優先して表示されるようになったほか、パーソナライズされた情報が自動的に提供される次世代のインフォテインメントシステムへと進化を遂げた。

 従来の9インチから11.2インチに大型され、21%向上したピクセル密度によって視認性や操作性が向上したディスプレイそのものの改良も見逃せないポイントだ。

 メカニズムの面では、マイルドハイブリッドモデルにおいて新たにミラーサイクルエンジンを採用し、従来モデルと比較して5.3%の燃費効率向上を達成したほか、ダンパーにも改良が入った。また、パワートレイン・グレードを問わず全モデルにおいて遮音材が追加され、さらなる静粛性を手に入れた。

 新型XC90の価格は、マイルドハイブリッドモデルの「Plus B5 AWD」が税込1019万円、電動シートなどを備えた上位モデルとなる「Ultra B5 AWD」が税込1099万円。プラグインハイブリッドモデルは「Ultra T8 AWD Plug-in hybrid」のモノグレードとなり、税込1294万円となる。

 今回のアップデートで、ボルボXC90は北欧プレミアムSUVの決定版という地位をさらに確固たるものとしたといえるだろう。なお、XC90のアンバサダーとして俳優の坂口憲二さんが就任したことも発表されており、今後のプロモーションにも注目だ。


新着情報