この記事をまとめると ■大阪オートメッセ2025が2月7〜9日に開催された
■新しい試みとして子どもに向けたアクティビティを集めた「こどもビリティ」を実施
■「こどもビリティ」のNAPACブースではクルマのぬり絵や「くるま好き免許証」を発行
こどもたちに大人気の「くるま好き免許証」 今年も大盛況のうちに大阪オートメッセ2025が幕を閉じたが、未来のクルマ好きとモビリティの将来を考えるきっかけとして、新たに設けられた「こどもビリティ」の展示スペースは、とりわけ親子連れの来場者たちから幅広い支持と好評を得た。とりわけ一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(Nippon Auto Parts Aftermarket Committee)のブースが、賑わっていたのは印象的だった。
大阪オートメッセ2025「こどもビリティ」のNAPACブース 画像はこちら
NAPACはもともと、アフターパーツ振興の団体としてそれぞれ独立していた ASEA、JAWAが2004年に統合したことに始まり、さらに2022年にJASMAが合流して今日のカタチに。アフターマーケット向け用品・部品業界の代表として、関連企業やショップ、団体の声をひとつにまとめている。
かくしてユーザーが安心できる良質なプロダクトを市場に供給するため、ブレーキやマフラー、駆動系など安全に関わるカスタマイズパーツの品質や保証の確保を促している。
大阪オートメッセ2025に設けられた「こどもビリティ」では、NAPACは、クルマの線画でのぬり絵や、1年間有効というこども向けの「くるま好き免許証」を発行するサービスを提供。ブースのスタッフには、地元大阪の学生ボランティアも加わって運営していたのが印象的だった。
思い思いに、好きな色や柄を描き込んでは唯一無二、そんな自分のクルマを紙の上で作り上げる子どもは、カスタマイズを楽しむ大人の乗り手と重なり合うところがある。
大阪オートメッセ2025「こどもビリティ」のNAPACブース 画像はこちら
それと並行して、クルマのカスタムを好きなように楽しむことには、法令を遵守して必要な品質が確保されたプロダクトを用いることが肝要となる。だからこそクルマ好きであることには、責任が生じるからこそ「免許証」のカタチをとる。クルマの楽しみや移動の自由はモビリティ社会の根源的な部分だからこそ、ぬり絵で遊びながらこども免許証を手にする体験は、よりよいモビリティの未来へ繋がる種となるのだ。