インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選  (2/2ページ)

販売チャンネルの都合で生まれたクルマも

トヨタ マークXジオ

 マークIIの名前を冠しながらも前輪駆動レイアウトだったマークIIクオリスのあと、しっかりマークIIのメカニズムを流用した本家マークIIワゴンとしてマークIIブリットをリリースしていたトヨタだったが、マークIIがマークXとなったあとの2007年にリリースしたマークXジオは、再び前輪駆動レイアウトに戻ってしまっていた。

 そもそもマークXジオのもととなったのは、2005年の東京モーターショーで発表された「フレキシブル・サルーン・コンセプト(FSC)」であり、3列シート仕様も用意されるなど、そのキャラクーがマークXとは異なっていたため、なぜマークXの名前を冠されたのか不思議なほど。

 そのため、エクステリアのデザインもマークXらしさを与えようとしている感はあるものの、知らない人が見たら同じ名前を冠しているとは思えない個性的なスタイルとなっていた。

ホンダ・インテグラSJ

 1990年代のインテグラというと、3ドアクーペと4ドアハードトップセダンのボディをもち、タイプRに代表されるスポーティな走りを楽しむことができるモデルというイメージが強いだろう。そんなインテグラの名前をもちながらもスポーティさとは無縁の、実用4ドアセダンとして1996年2月にリリースされたのが、インテグラSJというモデルだった。

 当時のインテグラは1.6~1.8リッターエンジンを搭載していたため、それよりも小排気量な1.5リッターエンジンを搭載するモデルとして投入され、メカニズム的には6代目シビックのセダンモデルであるシビックフェリオのものを使用していた。

 これは当時の販売店であるホンダベルノ店に1.5リッタークラスのセダンが存在しなかったことによる措置であったが、残念ながら人気車種の仲間入りを果たすことはできずに1世代のみで姿を消すこととなっている。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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