安心安全にクルマをイジるならやっぱりNAPAC! クルマ好き必見の新作アイテムをチェックした【大阪オートメッセ2025】 (2/2ページ)

WinmaXが大阪オートメッセに初出展!

 小倉クラッチは、「Ogra Racing Clutch」ブランドの「ライト」「メタル」「カーボン」「レーシングコンセプト」など各種チューニングカー用クラッチを展示。ヤリス用「ライトクラッチ」、ハイラックス用「メタルクラッチ」を新製品として紹介したほか、5.5インチの小径マルチプレートクラッチディスクと極限まで肉抜きされた超軽量フライホイールを組み合わせた「5.5RCシリーズ」を参考出品している。

 今回が大阪オートメッセ初出展となる、エムケーカシヤマの高性能ブレーキ部品ブランド・WinmaX(ウィンマックス)は、約20年続いたブレーキパッド「ARMA」(アルマ)シリーズに代わる新シリーズとして、2025年1月31日に発表されたばかりの「ST」「MC」「FC」「ER」各シリーズを一斉に披露した。

 従来の「AT」に代わる「ST」はストリート&ワインディング向けのシリーズ。純正品より制動力や約20%高く剛性感あるペダルタッチながらダストが少ない「ST1」、鉄粉がボディに付着しにくい「ST2」、ドラムブレーキ向けシュー「STS」の3種類。

 旧「AP」にあたる「MC」はミニサーキット向けのシリーズ。シリーズ中もっともコントロール性を重視した「MC1」、制動力とコントロール性を両立させた「MC2」、シリーズ中もっとも制動力と耐フェード性を重視した「MC3」、ドラムブレーキ向けシュー「MCS」の4種類を設定する。

 従来の「AC」に相当する「FC」はサーキットでのタイムアタックやスプリントレースに適したシリーズ。コントロール性最重視の「FC1」、制動力とコントロール性をバランスさせた「FC2」、制動力と耐久性を両立させた「FC3」、制動力最重視の「FC4」、ドラムブレーキ向けシュー「FCS」の5種類からなるワイドバリエーションを誇る。

 旧「AE」にあたる「ER」は耐久レース用のブレーキパッド。「ER1」は4時間前後、「ER2」は6時間以上の耐久レースを想定しており、後者はフルメタルパッドとなっている。

 従来使用していた約15種類の摩擦材の一部が、安定的に調達することが困難となったため、使用する材料を変更のうえ、各シリーズの配合レシピを変更。従来の「ARMA」と同等の性能を確保している。

 各社製品ともバリエーションが豊富なため、愛車と使い方によくマッチしたものを選ぶのがベスト。各ブースで説明員に相談する来場者の姿が多く見られた。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

愛車
ホンダS2000(2003年式)
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ゲーム
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