![学生たちの血と汗と涙の結晶! 日産自動車大学校の学生フォーミュラ用EVマシンは感動必至の力作だった【大阪オートメッセ2025】](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2025/02/IMG_8159-844x563.jpg)
この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2025が最終日を迎えた
■日産京都自動車大学校のブースについて解説
■レーシングカー「Natck-F E14」をサプライズ展示している
ブースで「Natck-F E14」について聞いた!
2025年2月7日(金)から9日(日)までインテックス大阪で開催されている、西日本最大級のカスタムカーの祭典「第28回大阪オートメッセ2025」。
6B号館にブースを構える日産京都自動車大学校は、1月の東京オートサロンには日産愛知自動車大学校と共同で参加していたが、今回の大阪オートメッセには単独で出展。
自動車整備・カスタマイズ科の4年生が6カ月かけて制作した、11代目V35型スカイラインクーペをベースに、「ケンメリ」こと4代目C110型スカイラインを現代的に解釈した独自のスタイルを作り上げた「NEO SKYLINE」(ネオスカイライン)と、2代目M35型ステージアをベースに「家族で乗れるRZ34型現行フェアレディZ」を実現したスポーツワゴン「Z Lealia」(ゼットリーリア)の2台を、東京オートサロンに続いて出品している。
そして、2024年9月に開催された「第22回学生フォーミュラ日本大会2024」にEV部門で参戦したレーシングカー「Natck-F E14」を、今回初めてサプライズ展示した!
Natck-F=日産京都自動車大学校フォーミュラチームは、国家一級自動車整備士の取得を目指す、同校の一級自動車工学科に所属する学生で構成されており、卒業制作の一環として学生フォーミュラ用のマシンを制作し参戦するレーシングチーム。
2018年の第16回大会よりEV部門で参戦しており、「Natck-F E14」には日産自動車から提供を受けた、初代リーフ用EM57型モーターをデチューンしたものをミッドに搭載。最高出力はレギュレーションにより80kW(109馬力)に制限されているが、最大トルクは254Nmと、学生フォーミュラの軽量コンパクトなシャシーには充分すぎるほどだ。
同チームを率いる遠藤博之(えんどうひろゆき)先生と、「Natck-F E14」のフレーム設計を担当した棚邉諒(たなべりょう)さんも、「大きく重いという点ではむしろ足かせになっている」と異口同音に語っている。
「そのために、ほかのEV部門参戦チームと比べてもホイールベースを長く取らなければならず、とくにスキッドパッド(8の字旋回)の動的審査では不利になっている」(棚邉さん)ようだ。