注目選手ステップアップにFDJ2クラスのホイールワンメイク化! 2025年のフォーミュラドリフトジャパンはさらに白熱する!!【大阪オートメッセ2025】 (2/2ページ)

FDJ2ホイールワンメイク化の意図

 FDJ2でも新たな取り組みがある。それがホイールのワンメイク化だ。2025年は「MID WHEELS」のワンメイクとなり、5種類のホイールからチョイスすることが可能となる。年間エントリーするエントラントには6本無償でホイールが提供される。

 この狙いはバネ下重量を一定化させることだ。ホイール選択の自由がなくなることや、ホイールのスポンサードを受けているドライバーへの心配の声が集まっていたが、営利的な理由ではなくFDJを目指すドライバーたちが戦うFDJ2というカテゴリーとしての役割を考えた上での選択とのことだ。

 バネ下重量を統一化することでドライバーに対してセッティング面を考える機会を設けることが主な狙いなのだ。バネ下重量というハンドリング性能やトラクション性能に大きく影響する部分を統一化することにより、マシンの性能差が近くなる。そのような状況ではどんなセッティングやマシンメイクが有効なのか? ドライバーが学ぶ機会を設けるために今回のレギュレーションが導入されたそうだ。

 また、ホイールのスポンサードに関してだが、FDJ2では9割のドライバーがホイールを購入して参戦しているとのことで、エントラントにとっても6本の無償提供はありがたいレギュレーションといえるはずだ。タイヤはすでにワンメイクなので、よりドライバーの技量とセッティング能力が問われるシリーズとなる。

 プロフェッショナルシリーズのFDJを頂点として、ドリフトをしっかりとモータースポーツ競技として根付かせようと変化をし続けるフォーミュラドリフトジャパン。今年もハイレベルなドリフト競技が行われるのは間違いなさそうだ。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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