2026年からは一般ユーザー向けのイベントに
エントリーにも変更点が
そして、エントリーに関しても変更点がある。まずエントリーフィーが8000円発生することとなった。これはお金を集めたいという意味ではない。エントリー時はリポートの提出が必要となるが、お金が発生するということで真剣にリポートに取り組む環境を整えたかったとのこと。「とりあえず応募」ではなく「思いを込めて応募」を全員に行ってほしいという思いが込められている。
また、シミュレーターを用いた事前予選会も開催する。全国のシミュレーターショップと提携して、書類選考と基準タイムをクリアできた学校がフォーミュラジムカーナへの参戦権を得られるのだ。
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なお、昨年はエントリーを4年制大学の自動車部に限っていたが、今年から文部科学省認定の学校に所属する体育会やそれに準ずる活動実績をもつ団体へと変更された。これまでより多くの学生団体にチャンスがある。
予選会は鈴鹿ツインサーキット、エビスサーキット、奥伊吹モーターパークで開催され、全国大会は富士スピードウェイで開催される。それぞれの予選会はエリアごとにわかれており、エントリー可能な学校の範囲が決まっている。
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社会人向けのイベントも開催計画中!
さらにフォーミュラジムカーナで使用する車両を用いて、社会人向けのイベントも計画しているそうだ。フォーミュラジムカーナの車両をレンタルして、社会人たちがジムカーナコースでのタイムを競うイベントをプレ大会として今年開催予定とのこと。これは、モータースポーツという競技で競う楽しさを体験してほしい。体験してモータースポーツの裾野を広げたいという狙いがあるそうだ。
単純にイベントを開催するだけでなく、インストラクターを付けてドライビングスキルの向上という楽しさも体感できるイベントにしていくとのこと。確かにタイム計測があれば自身のスキル向上もわかりやすいし、スキルが向上すればより競う楽しさを実感できる。
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今年はGRガレージユーザーを中心に開催予定で、2026年から一般ユーザー向けのイベントにしていきたいとのこと。モータースポーツで競う楽しさを知るきっかけを増やし、エントリーモータースポーツ人口を増やしたいのが思いとしてあるそうだ。この大会にはもしかしたらWEB CARTOP編集部も参加するかもしれない。
企業と学生の就職活動のマッチングの場としても機能しているフォーミュラジムカーナは、昨年以上に協力してくれる企業も増えるそうだ。それが社会人のモータースポーツ入門者向けのイベントも展開されるとなれば、より注目度は高まりそうだ。