都会の夜釣りをテーマにしたコンセプトモデルも
対するステージ左側に展示されているのは、「ワゴンRスマイル・ヨーロピアン・アンティーク」とは対照的に、力強くワイルドなテイストに満ちている、フロンクスのカスタマイズコンセプトカー「シーバスナイトゲーム」。
都会の夜釣りをテーマにしたこのモデルは、サスペンションをリフトアップのうえタイヤ外径をホイールハウスに入るギリギリのサイズまで拡大。ボンネットにはブラックの耐チップ塗装を施す一方、ボディ後半には「FRONX」ロゴ入りのチャートカラー(蛍光イエロー)でドレスアップした。
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またホイールもフロントはブラック、リヤはチャートカラーとすることで、フロントは目立たず、逆にリヤは非常に目立つ、独特の存在感を醸し出している。
さらにホイールアーチ上部には、使用中の釣り竿を立てかけられるよう、ルアーを模した開閉可能なプレートを装着。こちらはスズキと同じく浜松を本拠地とする釣り具メーカー、メガバスとのコラボレーションで製作されたもので、「フロンクス・シーバスナイトゲーム」に積載されている各種釣り具もメガバス製のものだ。なお船外機は、スズキの「DF6A」が「フロンクス・シーバスナイトゲーム」と同様にカラーリングされたものとなっている。
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室内もシートのメイン生地はやや水色がかったグレー、それ以外はブラックを基調とし、シートベルトはイエロー、その他アクセントは蛍光イエローとする、コントラストの強い配色。すぐ近くに展示されていた、ボルドーを基調とするベース車の装いとは全く異なる、だが非常に似合う、ワイルドさに満ちた装いだ。
こちらの「フロンクス・シーバスナイトゲーム」、2025年1月の東京オートサロンに出品された際も市販化を望む声が多く寄せられたという。将来的に新グレードとしてこのスタイルが追加されることを期待せずにはいられない。
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そのほか、「スペーシアギア」にディーラーオプションコーディネート「アウトドアスタイル」を装着した車両や、2025年1月にマイナーチェンジされたばかりの「ソリオ」と「ソリオバンディット」も展示。個性満点なグッズが揃う「スズキコレクション」の販売コーナーもある。
思わず声を上げて驚くかもしれない3号館のスズキブース、一見の価値ありだ。