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日本初公開のGRカローラ進化版に絶対タダモノじゃないGRスープラ! TOYOTA GAZOO Racingブースは走りの血が騒ぐブースだった【大阪オートメッセ2025】 (1/2ページ)

日本初公開のGRカローラ進化版に絶対タダモノじゃないGRスープラ! TOYOTA GAZOO Racingブースは走りの血が騒ぐブースだった【大阪オートメッセ2025】

この記事をまとめると

■大阪オートメッセ2025が2025年2月7日に開幕

■TOYOTA GAZOO Racingのブースは多くの人で賑わった

■GRカローラやスープラのファイナルエディションなど見どころ満載

2台のGRカローラに注目!

 年明けに幕張で開催された「東京オートサロン2025」に続き、2月には西日本で最大のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ2025」が開催されました。昨年は21万人を超える来場者で賑わったこのイベント、今回はそれを上まわる人出を期待させるような熱気とともに、開催初日を迎えました。

 数あるメーカーブースのなかでも、来場者の流れが多く集中していた「TOYOTA GAZOO Racing」ブースの様子をお伝えします。

■ 進化したGRカローラのグレードアップポイント

 2月の頭に日本への投入が発表されたばかりというタイミングで、日本で初めて実車の展示が行われたGRカローラ進化版は、会場まもなく大勢の人に囲まれていました。

 外観ではまずフロントバンパーの開口部がさらにワイドになっていることに気付きます。進化版ではより積極的に冷却の効率を高める作りに改良されていました。

 右端のインテークはサブラジエター用で、左端のインテークはATFクーラー用、そして左右のその内側にはブレーキ冷却用のインテークが設けられました。

 そして、見逃しそうなポイントがバンパーの角の側面に設けられた小さな段差です。これは、端まで広げられた開口部で起こる空気の乱流対策で、段差によって起こる乱流でその乱流を打ち消そうというもの。

 これはハンドリングなどへの影響がバカにならないんだとか。

 エンジンは従来型と同じ直列3気筒ターボのG16E-GTSですが、従来型で得られた知見をもとに、中速域のトルクカーブをもち上げ、コーナーの立ち上がりに効果的なトルクを発生させています。数値上は従来より30Nmアップの400Nmとなっています。

 注目のポイントは、リヤのサスペンションにメスを入れている点です。

 リヤサスペンション作動の中心となるトレーリングアームのピボットを上方に移動させることで加速時の沈み込みを抑制。コーナー後半を安定した姿勢でまわれるようになりました。

 また、前後のショックアブソーバに伸び側のストロークエンドで働くスプリングを内蔵し、伸びきりさせないことでロールを抑制するとともに、柔らかく接地させられることでグリップ特性を向上させています。

 トランスミッションでは、先にGRヤリスへ搭載されて好評を得ている8速AT(GR-DAT)が採用されるという点も注目です。

 世界最速レベルの変速性能に加えて、石浦選手などレーシングドライバーの変速プロセスを解析して得られたデータを組み込むことで、Dレンジでもドライバーの操作を先読みし、レーシングドライバーのような変速を実現しています。

 また、細かい点では、サスペンション各部のボディとのマウント部に使用するボルトを締結力の強いものにすることで、操作への応答性を向上させています。

 進化版で採用された性能向上パーツの一部はアップグレードキットとして販売予定とのことなので、現行オーナーも走りの性能向上を味わうことができるようになります。

 隣には「GRカローラ GR×GROW Design」が展示されていました。

 こちらは、トヨタ車と関わりの深い「GROW Design」がGAZOO Racingとコラボレーションして開発したエアロキットをまとったモデルです。

 大きなところではフロントリップスポイラーと、昨年発表された「GRヤリス・セバスチャン・オジエ・エディション」を思わせるリヤの大型スポイラーが目にとまります。

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