タフなのにスタイリッシュなホンダ・パイロット
そして、4つのカメラでフロント、リヤ、サイド、360 度を映し出す「トレイルウオッチ」というセーフティデバイスが装備され(トレイルスポーツ エリートに設定)ブラインドコーナーや道に見えないような悪路だってかっ飛んでいけるというのもうれしいポイントかと。
車内に目を向ければ、10.2インチのマルチインフォメーションディスプレイと12.3インチのタッチスクリーンがドンと据えられ、ビルトインされたグーグルやワイヤレスApple CarPlay、Android Autoとの連携も初期設定済みと、イマドキの装備も問題なし。
そして、長時間のドライブでも疲労をおさえてくれるボディスタビライジングシートが採用されているのも見逃せません。アメリカは朝から晩まで走り続けても景色が一向に変わらないってくらい広大ですから、こうした装備は大歓迎されるはず。
このとおり、ガチンコでランクル250と勝負できそうなパスポートですが、やっぱりお値段もガチンコです。ベースグレードの「RTL」が4万ドル(約620万円)からと、ランクル250の520万円(ディーゼルGX)に比べたらいくらか高め。とはいえ、ランクル250のボリュームゾーンは700万円台ですから、並行輸入したと考えてもパスポートはなかなか魅力的な価格設定ではないかと。
むろん、ランクル250を2年待ってる間のつなぎ、なんて贅沢な乗り方だってアリでしょう。場合によってはレアな北米仕様ということで、売却時のプレミアだって期待できるかもしれません。
SUV選びで迷っている方なら、一考に値するのがホンダ・パスポートというクルマではないでしょうか。