もう買えないZニスモに座れる至福! ゴタゴタなんか知るかとばかり日産ブースはGT-Rにエクストレイルに勢揃いでお出迎え【大阪オートメッセ2025】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大阪オートメッセ2025の日産ブースをリポート

■もう買えないフェアレディZニスモに座れる

エクストレイルの「チル」カスタムも注目

東京にはなかった2台のフェアレディZが鎮座

 近頃、ホンダとの統合を模索>急転直下の白紙撤回で、世間を騒がせていた日産。とはいえカスタム&チューニングの世界では、素性のいいベース車の供給元OEMとして、確固たる地位を築いているのはご存じのとおり。大阪オートメッセ2025でももちろん、注目の的で、「スポーツカーとカスタム」というカスタム&チューニングの古典テーマたる2大潮流に、今回も堂々と挑んでいる。しかも流石は日産、東京オートサロンにはなかった大阪ならではの見どころを、ちゃんと用意してくれた。

 3号館の最奥のブース内で、大阪プレミアでお披露目された2台から説明していこう。まずは、東京では展示のなかったフェアレディZニスモと、2025年モデルにしてワンガンブルーのボディが艶めかしいフェアレディZに注目。前者については、500台の抽選枠は残念ながら即完売してしまっているが、今後もなかなか実車にお目にかかることはないだろうと、開場して早々から目の肥えたファンたちが、早速タッチ&トライしに列をなしていた。

 ニスモ専用の空力パッケージ、つまりひとつひとつのエアロパーツを確認しつつ、クラッチもバルブタイミングもスロットル制御も別物という、切れ味レスポンスを高めたチューニングをドライバーズシートから想像しつつ、唸ったり嘆息したあとに記念撮影、そんな流れだ。

 ところが、お隣の後者、2025年モデルのフェアレディZはオーダー受付を再開している。ドライバーズシートに乗り込む面々の表情も、どこか本気の対峙ぶり、そこがZニスモとの微妙にして愉快な違いだ。ちなみにノーマルZなら東京オートサロンでも見たよ、という声もあるだろうが、1月の時点で展示されていたのは北米仕様つまり左ハンドル車。今回の大阪では日本仕様の右ハンドル車なのだから、そりゃあタッチ&トライの真剣度が違ってくる。

 担当者によれば朝から受注ペースは上々だそうで、やはりGT-R同様の4コート2ベイク、つまり4層2度焼きを経て出来上がるワンガンブルーの外装色が人気という。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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