新型ディザイアはカッコよく豪華になりすぎた!?
ディザイアのウーバー車両はほとんどがCNG(圧縮天然ガス)車両で、トランク内にはガスタンクが装着され、トランクは使い物にならなくなっている。そのため、すべてとはいわないが、天井に大きな荷物を載せるためのラックを備えている車両も多く走っている。
セダン好きな筆者が初めてデリーを訪れたとき、ディザイアを見てまさにひと目惚れしてしまったのである。
デリー市内を走るウーバー車両のスズキ・ディザイア画像はこちら
オートエキスポ2025のスズキブースでは、メディアデーである初日とディーラーズデーとなる2日目は、ブース内に展示されている車両はほぼ、「eビターラ」であった。そこで、一般公開初日となる1月19日にスズキブースを訪れると、そこにはディザイアが展示されていた。
インドでもクロスオーバーSUVの人気が高いので、一般消費者向けの需要は限定的でウーバー車両などのフリート販売がメインとなっているようだが、それでも改めて新型ディザイアを見てウットリしてしまった。
オートエキスポ2025のスズキブースに展示されていたスズキ・ディザイア画像はこちら
しかし、展示車を見ていてなんともいえない違和感を覚えた。それは、展示車が結構なハイグレードモデルだったからである。筆者の慣れ親しんでいる、おそらくフリート向けグレードとなるディザイアではなく「ツアーS(別車名となっているようだ)」と名乗るモデルこそ、筆者の惚れ込んでいるディザイアなのである。
ヘッドレストのつながったハイバックシートを装備し、リヤのウインドウの開け閉めはレギュレーターハンドルになっているなど、筆者のオタ心をくすぐるのが「ツアーS」なのである。
2024年11月にデビューしたばかりなので、新型ディザイア自体を街なかで見かけることもほとんどない状況だったが、次回デリーを訪れたときには、新型ツアーSが街に溢れていることをいまから楽しみにしている。