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クルマのボロ感が一気に増すヘッドライトの「黄ばみ」「くすみ」! 磨きだけでキレイにならなければ「内側」の対策も必要な場合もある!! (1/2ページ)

クルマのボロ感が一気に増すヘッドライトの「黄ばみ」「くすみ」! 磨きだけでキレイにならなければ「内側」の対策も必要な場合もある!!

この記事をまとめると

■ヘッドライトカバーが曇っていると車検の基準光量を満たせない場合がある

■DIYでカバーの曇りや黄ばみを取るならクリーナーやリペアキットを使うのが手っ取り早い

■DIYでも復活しないのであれば専門業者に任せるかユニットの交換が必要

ヘッドライトが暗すぎると車検にとおらなくなる

 愛車をしっかり洗車しても、どこかビシッとしない、野暮ったく見える……その原因が、黒い部分が黒々としていないこと、ウインドウガラスの透明度がないことに加え、ヘッドライトの曇り、黄ばみだ。その原因は外側と内側にあり、ハロゲンやHIDの場合はその両方が考えられ、最近のLEDヘッドライトのカバーであれば主に外側の曇りが主となる。

 ヘッドライトが曇ったままだと、6400カンデラ以上という基準光量を満たすことができず、車検にとおらないこともあるので要注意である。車検はともかく、普段の夜間走行でヘッドライトの曇り、黄ばみによって前方を照らすヘッドライトの光量が落ちていれば、危険でもある。

 まず先に、LEDライトだとなぜ、ヘッドライトの内側が曇りにくいのかを説明すると、電球が発する熱量が少なく(だから雪が付いたときに落ちにくい)、ヘッドライト内外の温度差が小さく、ヘッドライトの曇りや黄ばみの原因となる紫外線を含まないからとされる(ハロゲンライトは熱をもち、紫外線を発する)。

 ゆえに、ハロゲン、HIDヘッドライトのクルマに乗っているのであれば、LEDに交換することで、ヘッドライトの曇り、黄ばみを軽減することが可能になる(すでにヘッドライトが曇り、黄ばんでいるなら話は別だが)。

 しかし、LEDヘッドライトでも、クルマに何年か乗っていると、新車時にはキラキラしていたヘッドライトレンズの透明度が落ち、曇ったり黄ばんだりすることもある。光源に紫外線が含まれていなくても、屋外駐車や走行時に紫外線にさらされているからだ。

 さらに、安全性も考慮した(破損したときに破片が飛び散りにくい)素材のポリカーボネート樹脂は紫外線に弱く、ヘッドライトは前からの風を直接受ける部分でもあり、砂や小石などによってキズつきを受けやすい部位でもあり、新車時にコーティングされていてもキズが付き(コーティングが剥がれ)、ヘッドライトレンズの透明度を損ねてしまうというわけだ。

 もちろん、ボディとヘッドライトに隙間ができ、水分や汚れが侵入すれば、LEDヘッドライトでも内側が汚れ、曇ってくることになる。ここに関しては、素人が簡単に解消、解決できるかは難しい判断になる。

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