この記事をまとめると
■スズキ・ジムニーノマドが2025年4月3日から販売される
■ジムニーシエラをベースにロングホイールベース化して5ドアとしたモデル
■ジムニーノマドの登場によりジムニーとジムニーシエラの納期短縮にも期待されている
ジムニー5ドアがついに日本発売
2018年7月に4代目となる現行型がデビューして以来、納車待ちの列が途切れることなく続いているスズキの大人気モデルといえば、それは「ジムニー」だ。そんな現行型ジムニーには、常に「5ドアモデルが登場するのではないか」との噂も絶えなかった。その噂が現実のものとなったのが2023年1月、インドでジムニー5ドアが発表された。
思えば現行型がデビューしてから6年半、そして5ドアモデルが発表されてからもまるまる2年、ずいぶんと日本のジムニーファンはジムニー5ドアを待たされていることになる。そして2025年1月30日、ついに日本でもジムニー5ドアが「ジムニーノマド」として、4月3日より発売されることが発表会にて明かされた。
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ジムニーノマドを簡単に解説すると、乗用車であるジムニーシエラをベースにホイールベースを340mm延長して5ドア化、後席位置がジムニーシエラよりも50mm後ろとなったことで、後席の乗降性・居住性が大幅に向上している。また、ラゲッジルームの床面長もジムニーシエラ比で＋350mmとすることで、実用に耐える荷室を備えているのもジムニーシエラとは大きく異なるポイントだ。搭載されるパワートレインは、これもジムニーシエラと同様の1.5リッター直3ガソリンエンジンのみとなる。
その詳細はすでに別記事（ついに出た５ドアジムニーその名も「ジムニーノマド」！ 気になる価格も居住性も乗降性もラゲッジも全部リポート!!）にてリポートしているので、そちらを参考にしていただきたい。
さて発表会では、まずはスズキの鈴木俊宏社長が登壇。本日が、ジムニーの生みの親である故鈴木 修元相談役の誕生日であることが明かされた。「新型ジムニーノマドは、幅広いお客さまの期待に応えることができるモデルになり、みなさまとのつながりを深め、ともに新たな冒険を楽しむための相棒になると確信しています。ぜひ新型ジムニーノマドにご期待ください」と、その商品力の高さに自信をのぞかせた。
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そんなジムニーノマドは、インド・グルガオン工場ですべてのモデルが生産され、全世界にデリバリーされる。日本では、一旦すべての車両を静岡県・湖西工場に入庫してクオリティチェックをしたのちに配車することになるそうだ。ジムニーノマドの目標販売台数（月間）は1200台。ジムニーノマドの発売により、これまでジムニー及びジムニーシエラに集中していた注文が分散され、他モデルの納期も短くなることも期待されている。
気になる価格は、5MT仕様が265万1000円、4AT仕様が275万円。これは、ベースとなったジムニーシエラに比べて約50万円ほど高価な価格設定となるが、それで5ドアの利便性が手に入ることを考えると、破格の価格設定といえるのではないだろうか。
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果たして、スズキの目論見通り、ジムニーノマドの発売によってジムニーファミリーの納期問題は解決するのだろうか。今度はジムニーノマドに注文が殺到し、これまで以上の納期となってしまうのではないかと考えてしまうのは心配しすぎだろうか……。いずれにしても、ジムニー55周年の記念イヤーに新たに追加された5ドアモデルのジムニーノマド、大ヒットすることだけは間違いなさそうだ。
