よりスパルタンなハチロクも同時出展
■じつはハチロクをもう1台出展している
「RIKO STYLE」のブースには、もう1台「ハチロク」が展示されていました。こちらは「AE86 RACE」と命名されていて、2024年の「東京オートサロン」に出展されたものです。北米最大級のカスタムカーイベント「SEMAショー」で2019年にトップ10入りを果たしているとか。
外観では「TRD・N2仕様」になっているのがポイントです。「N2」とはハチロクが参戦していたツーリングカーレースの上位カテゴリーで、ワイドタイヤの装着が認められていたため、オーバーフェンダーを装着しているのが特徴でした。トヨタ・ワークスの「TRD」が製作して人気を博した通称「N2フェンダー」というキットがカスタム界隈でも流行した経緯があります。
そしてこの車両には、その「N2フェンダー」をさらにワイド化した「GARAGE SPEED」の「N3」というキットが装着されていて、ノーマルとは段違いの迫力を放っています。
こちらの車両のカスタムポイントを簡単に紹介しましょう。
エンジンはもとの「4A-G」から「アルテッツァ」などに搭載されている2リッターの「3S-GE」に換装。チューニングが施され、4連スロットルや「MARCUS FRY RACING」による排気系、そして「LINK製 ECU」のマネジメントで300馬力超を発します。
足まわりは「AE86 STREET」と同じ「ANNEX SUSPENSION製 FASTROAD PRO」車高調を装着。ブレーキも同様に「Willwood」製です。
ホイールは「WORK」製「Equip40」の15インチで、前が9.5J、後ろが10.5Jという極太サイズです。
内装もスパルタンで、ドンガラにロールケージ、フルバケットシートなど本格的な仕上がりです。
こちらの車両のカラーももちろん金色ですが、「AE86 STREET」より淡い色味で仕上げられています。カラー名は「CENTENARIO」となっていて、これはスペイン語で「100周年」というような意味だそうです。メキシコの100周年記念50ペソ金貨がモチーフでしょうか。
「RIKO STYLE」としては、世界的に支持されているカスタムショーに絞って出展を行っており、ひとつのショーには3回しか出さないという縛りを設けているとのこと。「東京オートサロン」には今回で2回目の出展となるので、来年以降にラストのチャンスが控えています。車種は未定だそうですが、注目して待ちたいと思います。興味が湧いた人は「rikosway」で検索してみてください。