細部をブラッシュアップして市販化予定!
■製品化検討モデルの段階だがほぼこのまま市販予定
今回の出展では、プロジェクトの概要を知ってもらうためのプロトタイプのお披露目というカタチですが、使い勝手や信頼性向上のために細かいところでいろいろ煮詰めたい部分があるものの、基本の形状はほぼこのままで製品化の予定だそうです。
参考までにいまの段階で改良したい箇所を挙げると、まずはエンジンフード。こちらは現状FRP製のカバーですが、エンジンのメンテナンス性などを考慮して、一部をポリカーボネート素材で透明にすることを検討中。
展示車両ではフロントにウインカーが装着されていませんが、本家同様に穴を空けてウインカーをビルトインする予定。サイドミラーを畳んだ際にクリアランスがギリギリになるので、マージンを設けるために形状を検討中だそうです。ウインカーとテールランプのユニットは、いまのところ本家の純正品をキットに含める予定とのことですが、これは数に限りがあるので、いずれオリジナルで製作して対応することも検討しているそうです。ちなみにヘッドライトは汎用品だそうです。
また、リヤビューの重要なポイントになる左右出しのマフラーもこのキットのためのアイテムで、これもキットに含まれます。
展示車両の足まわりはS660用の車高調が組み付けられていますが、製品化に向けて、運転席から車高が変えられるエアサスの導入も検討しているそうです。
純正の5本スポークを意識したホイールはWORK製の「マイスター CR01」で、フロントが15インチ、リヤが16インチと、本家と同じ前後異径にこだわって特注したものだそうです。幅とオフセットは、フロントが8Jの+32で、リヤは8Jの+7という設定です。
フロントとサイドに装着されたアンダーパネルはショー用に用意されたもので、基本のキットには含めないようです。
気になる発売時期ですが、ざっくり年内を予定しているとのこと。次回のオートサロンには、諸々の改良点をフィックスした製品版を出展予定とのことなので、遅くともその時期までには販売時期が確定しているでしょう。