正月早々に店を開ける新車ディーラー! 狙いは「初売りセール」以外にもあった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■2025年の新車ディーラーでの初売りは1月4日からが多かった

■年末年始は点検やそのついでにスタッドレスタイヤへの交換を依頼するお客が多い

■年明け早々に店を開けるところはお客の分散を狙っている

2025年の初売りは早めにスタート!

 2025年は暦の関係もあり、調べた地域では新車販売ディーラーの初売りスタートは、トヨタ系ディーラーを除き、1月4日からと早めとなった。

 新車ディーラーは年間を通じて4月末から5月上旬にかけての大型連休(ゴールデンウイーク)、8月のお盆休み、そして年末・年始に長期間休業する。一時は年末・年始の一部を除き、長期休業日を設けずに店を開けていたこともあるが、そこまで店を開けておくための光熱費などの経費負担増回避や、働き手不足が深刻となり、交替で休みを取るといったことも困難に。よって、いまではしっかりと「休むときは休む」ということになっている。

 10年ひと昔くらい前のころ、ディーラーの長期休業明け初日におけるセールスマンの仕事といえば、事故を起こしてクルマを損傷させた顧客からの問い合わせへの対応をひたすら行っていた。

「ダメージの大きい場合は、積載車で引き取りに行くといったこともあったようです。ただ、実際は自損事故による板金修理対応がほとんどとなり、初日はこの対応で1日が終わっていたようです」とは事情通。

 しかし、最近では安全運転支援デバイスの標準装備化が進み、目に見えて板金修理依頼は減ってきている。長期休業明けだけではなく、日々板金修理の問い合わせに追われていたセールスマンにとっては負担が減ったともいえるのだが、「板金修理はその費用において作業工賃が大半を占めることにもなるので利幅も厚くなり、ディーラーにとっては貴重な『おいしい収益源』だったのですが、これが安全運転支援デバイスの普及で減ってしまったという部分では、ダメージが大きくなっているようです(事情通)」。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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