この記事をまとめると
■今人気の中古スポーツカーはかつては数十万円で買えることも珍しくなかった
■現在販売されている新車で今後価値がつきそうなモデルをピックアップ
■当たり前のように買えたモデルも販売が終わった途端高くなることも珍しくない
今後価値がつきそうな注目モデルたち
昭和そして平成初期に販売されていたクルマが、平成後期〜令和になってこれほどの価値が見い出され、なかにはタワーマンションが買えるほどの高値で取引される時代を、どれほどの人が予測できたでしょうか。ひと昔前であれば、タダ同然で手に入ったクルマも、いまや数百万円の値がつくことも珍しくありません。
そしておそらく時代は繰り返されます。いま、ディーラーで注文すれば新車が手に入るクルマのなかにも、同じような経緯をたどるモデルがあるはずです。そこで2025年1月時点でディーラーで注文できる新車に絞り、独断と偏見で「今買っておけばプレミアがつく現行車」を予想してみました。
●トヨタ GRヤリス
エントリーモデルでも400万円オーバー、上級モデルであれば500万円オーバーにもなる「GRヤリス」は、決して安いクルマとはいえません。しかし、このモデルがタダ者ではないことは、オーナーはもちろんのこと、ステアリングを握ったことがある人なら理解できるはず。
このクルマを注文すれば、(納車されるまで多少は待つにせよ)誰でも新車が手に入るという事実は、もしかしたら令和の奇跡なのかもしれません。買えるならほしい。
●トヨタGR86/スバルBRZ
かつて「ハチロク」ことAE86型カローラ レビン/スプリンター トレノの新車がディーラーで購入できたように、現代はトヨタGR86/スバルBRZが販売されています。この「あたりまえ」がいずれ「あの時代はよかった。GR86やBRZが新車で買えたなんて……」に変わるかもしれません。
そして遅まきながらそのときに気づくのです、「あのとき買っておけばよかった」と。いま、新車を手に入れ、しっかりとコンディションを維持しておけば、いずれ「お宝」に化ける可能性大です。
●トヨタ・コペン GRスポーツ
ダイハツ・コペンをベースにGRの走りの味を注ぎ込んだスペシャルモデルが「トヨタ・コペン GRスポーツ」です。このモデルが台数限定でも、ましてや期間限定でもなく、「カタログモデルとして購入できたいい時代だった」と振りかえるときが訪れてしまうのでしょうか。
いずれ「平成後期〜令和初期に人気を博したライトウエイトスポーツ5選」なんて記事が作られたとして、そのなかに間違いなくエントリーされるであろう1台であることは間違いありません。