この記事をまとめると
■運転免許を再取得する人の多くがAT限定で取る傾向にある
■再取得者の多くは仮免許を交付された状態で教習所に通う人が目立つ
■2025年4月1日から運転免許(普通車・普通二種)の教習の課程がAT車主体に変更される
再取得者は圧倒的にAT限定!
運転免許を再取得する理由はさまざまですが、近年では運転免許を再取得する際にAT限定で取得する方も多くいます。かつてMT免許を保有していた方もAT限定にする理由とは何なのでしょうか。この記事では、運転免許を再取得する際にAT限定にする方が多い理由を解説します。
免許を再取得する人は意外にも多い
まず、運転免許を再取得する人は意外にも多いです。筆者が教習指導員として勤務していたときも、運転免許再取得のために教習所に通っている人を何人も見かけたことがあります。
運転免許を再取得することになった理由は人それぞれですが、意外に多いのが仮免許保有の入校です。
つまり、運転免許を失効して一定の期間を過ぎてしまった方が運転免許を再取得するために仮免許の交付を受け、教習所に入校するというパターンです。
そのほかにも、運転免許が取り消しとなってしまい、再取得する方も年に数人いました。
運転免許を再取得するときはAT限定にする人が多い
運転免許を再取得するとき、かつてMT免許を保有していた方がATにすることはよくあります。実際に免許再取得のために教習所に通っている人に話を聞くと「昔はMT免許だったけど、AT車しか乗らないからAT限定でいいと思った」という声をよく聞きます。
このような理由で、かつてMT免許だった人もAT限定免許にするというケースが増えているといえるでしょう。
ただし、仕事の都合や乗りたいクルマなどによっては、MTでなければならないこともあるため、再取得するときもMT免許を選択する方もそこそこ多かったです。
令和7年4月1日からMT免許のカリキュラムが変更されAT車主体の教習に
令和7年(2025年)4月1日から、運転免許(普通車・普通二種)の教習の課程が変更されます。
これまでMT免許を取得するために教習所に入校した方は最初からMT車に乗って教習を受けましたが、令和7年(2025年)4月1日からはMT免許を取得するために教習所に入校した場合であっても、基本的にAT車で教習を進め、AT車の見極めに合格したらMT車の教習を受け、卒業検定を受ける形に変わります。
わかりやすくいい直すと、AT限定免許と限定解除を一体化させたような教習の課程に変更されるということです。
令和7年(2025年)4月1日から順次新しい教習の課程に移行するため、これから免許を取得しようとする方は、MT免許でもAT限定免許でも、基本的にAT車での教習になります。