見えづらいからカーブミラー! 段差が気になるからスロープ! 自宅駐車場を安全便利にするための設備設置は違反になる可能性アリ!! (2/2ページ)

敷地内であれば基本的に何をやってもOK

 次に、自宅の駐車場でやっても問題ないことを紹介します。

・車止めの設置

 自宅の駐車場内に車止めを設置するという行為は問題ありません。車止めは、自宅にクルマが突っ込まないようにするために役立つアイテムです。もしものときのためにも、自宅の駐車場内に車止めを設置しておくと安心といえるでしょう。

 ただし、車止めを設置したために、クルマが駐車場から道路にはみ出してしまうのはNGです。よって、車止めを設置する際は、自宅の駐車場にクルマがしっかりと入る位置に設置しなければなりません。

・駐車場枠の線引き

 土地の所有者が自宅駐車場に駐車枠の線を引くことも問題ありません。

 玄関までの通路を確保したり、複数台のクルマを駐車させたりするために、駐車枠の線を引いておくと、駐車する際の目安となります。

 また、駐車枠の線を引いておけば、友人や知人がクルマで来たときにも駐車場所を案内しやすくなります。

私有地か公道かがポイント

 自宅の駐車場でやっていいこととダメなことを解説してきましたが、OK・NGの境界線となるのは、私有地か公道かという点です。

 つまり、その駐車場が私有地であれば、土地の所有者が利用しやすいように変更しても問題ありません。しかし、公共の場所となる公道では、許可なく物を置いたり設置したりしてはなりません。

 やむを得ない事情により、道路上に物を設置したいときは、その道路を管轄する機関に相談しましょう。


齊藤優太 SAITO YUTA

ライター/インストラクター/ジャーナリスト

愛車
A4 35 TDI
趣味
ドライブ・洗車・音楽鑑賞・楽器演奏
好きな有名人
BLUE MAN

新着情報