閉じてりゃイケメンなのに目を開くと……えっ? リトラ点灯で顔面激変するクルマ5台 (2/2ページ)

スタイリッシュなデザイン!のはずがリトラを開けると……?

ホンダ・プレリュード

 1983年に登場した2代目プレリュードはいまでもデートカーの始祖として、そのカジュアルなスタイル、雰囲気が人気の的。とはいえ、その滑らかでエレガントなスタイルもボディ前端にあるリトラクタブルライトを点灯させるまで。

 そこそこデカいライトを仕込んでいるからか、点灯時は出目金とかぴょん吉的な愛嬌をふりまいてしまうことに。もっとも、運転してみるとライトの出っ張りでもって鼻先がわかりやすく、縦列駐車なんて時にはあえてリトラをアップするなんて裏技もありました。

 ちなみに、翌年に登場したトヨタMR2も前端のリトラだったのですが、プレリュードよりいくらか小さいライトだったためか、そこまでおとぼけフェイスにはならなかったかと。

ボルボ480ES

 ボルボにとって初めてのFFモデルとなった480ESは、これまた同社初のリトラクタブルライトを採用していました。

 だからというわけでもないでしょうが、プレリュードと同じくリトラ収納時はそれなりでも、点灯時はかなりの度合いでピョコタン(笑)。リトラ収納時の端正なボディラインが途端にマンガチックに変貌してしまうのでした。

 それでも、ヘッドライトにワイパーでもついていればボルボ=北欧のクルマらしさもアピールできたかもしれません。彼らにとっては意欲作だったのかもしれませんが、ことリトラクタブルライトについては今一歩の工夫があってもよかったでしょう。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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