この記事をまとめると
■「無限」が東京オートサロン2025」にブースを出展した
■1年前に発表した「シビックタイプR無限Group.B」を「プリ・プロダクションモデル」に進化させて展示
■「Group.B」のパッケージを構成する25種のパーツすべてを合計すると約1600万円
ホンダの「SPORTS」というテーマをさらに盛り上げる「無限」
毎年、年始に開催されるクルマ好きのための祭典「東京オートサロン」。昨年は23万人の来場者数がありましたが、今回も初日の「ビジネスデイ」から盛況の様相を見せ、ブース内はもちろんのこと、通路にも多くの人が溢れるにぎわいでした。
ここでフォーカスを当てるのは「無限」のブースです。「ホンダ」のブースに併設するかたちで展開する「無限」のブースは、ホンダが掲げる「Honda SPORTS」というキーメッセージを盛り上げる展示内容で、モータースポーツ&カスタムのファンへのプレゼンテーションをおこなっていました。
今回の「無限」ブースの目玉は「CIVIC TYPE R MUGEN Group.B Pre Production Model」です。
このモデルは、ホンダの「シビックタイプR」をベースにしたモディファイドパッケージで、「究極のタイプR」を体現するべく「Extreme R」というテーマを掲げて、長年モータースポーツを戦ってきた「無限」のノウハウを投入した高いパフォーマンスが魅力の車両となっています。
この「Group.B」と名付けられたモデルは2024年の東京オートサロンで初披露されました。そのときはまだ“開発中”というフェーズのプロトタイプとしての展示でしたが、それから1年が経過した今年の展示では「Pre Production Model」となり、いよいよ市販の前段階までフェーズが進行しました。
その外観はプロトタイプからほとんど変わっていませんが、じつはその裏側に1年間の熟成が詰まっています。
プロトタイプでは、この「Group.B」の2大テーマである“空力性能”と“軽量化”を突き詰めるための研究開発がおこなわれ、ショーではその成果を発表するというフェーズの展示でした。そのため、2大テーマの目標は達成されていましたが、市販するための製品としての要件はまだ備わっていない状態でした。
「無限」が販売する市販製品としては、性能はもちろんのこと、高い品質を備えていることも重要です。その品質を備えさせるための努力と苦労がその裏側に込められているというわけです。