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未来の自動車業界を支える若者がプロ顔負けの力作を披露! 自動車の専門学校の学生が仕上げたコンセプトカーが半端じゃなかった【東京オートサロン2025】

未来の自動車業界を支える若者がプロ顔負けの力作を披露! 自動車の専門学校の学生が仕上げたコンセプトカーが半端じゃなかった【東京オートサロン2025】

この記事をまとめると

■東京オートサロンでは自動車関連の専門学校に通う生徒の作品も展示中だ

■「NATS自動車大学校」「筑波研究学園専門学校」「国際情報工科自動車大学校」が出展

■プロ顔負けの仕上がりに会場は大盛り上がりであった

学生たちの力作が集結!

 後継者不足に悩む日本だが、ことクルマ作りにかけては心配がない。

 いまや、オートサロンの名物コンテンツともいえる学生たちのカスタムカーを見れば、見通しはさほど暗くないことがよくわかる。なにしろ、カスタムカーに求められる独創性に際立ち、また仕上がりについても文句なし。それどころか一流ファクトリーやメーカーにも劣らない見ごたえもある。そんな学生たちの作品は、当然のようにオートサロンで注目の的だったのだ。

 まずは、これまでオートサロンに27年連続して244台ものカスタムカーを出品してきたNATS自動車大学校を紹介しよう。86をベースにしたスーパーGT仕様のレクサスLFA風マシンをはじめ、ジムニーをミニレンジャーというラリーレイドマシン風に仕上げたマシンなど、総勢8台もの展示をしている。

 なかでもコーナーの一角を占めていた「トワイライト」と名付けられたハイドロ仕様のジムニー+トレーラー、さらには積載されたカブまでも同じテイストでカスタムメイドというプロ顔負けの内容だ。切った貼ったのカスタムに加え、キャンディペイントの美しさなど、学生作品、いやオートサロン全体から見てもトップランクのカスタムマシンといっても過言ではあるまい。

 そして、筑波研究学園専門学校の学生たちは日産マーチ(K11)をベースに選び、ポルシェ356スピードスターをオマージュしたカスタムカーを製作、その名も「718スピードスター」である。

 マーチのエンジンと駆動系をフロントフード内におさめ、ボディはフルスクラッチメイド、と思いきやドアはマーチから流用したとのこと。むろん、実車の完コピとまではいかないものの、雰囲気はじつによく捉えられている。

 とりわけ、簡素なインテリアの雰囲気や、スピードスター風の小ぶりなウィンドスプリッターは「こういうのが欲しかった」とさえ思わせてくれるはず。また、ポルシェのメキシコブルーをイメージしたのか、ボディカラーのセンスも学生とは思えないほど秀逸だ。

 また、WiZの名でオートサロンへの出品をつづけている国際情報工科自動車大学校の作品も、思わず頬を緩める仕上がりだった。マツダCX-5をベースにしながら、大胆にもピックアップトラックへと変貌させただけでなく、NASCARレーサー風にカスタマイズして見せたのだ。

 さらに、マツダファンには「これしかないでしょ」といわせるチャージ・マツダのカラーリングとくれば胸を熱くする者は少なくないだろう。大胆なスタイルチェンジに加え、エアロボディの精巧さ、そしてキャンディペイントの美しさと丁寧さにはプロのファクトリーすら舌を巻くに違いない。

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