シビックタイプRの特別仕様車登場とともに受注も再開! ホンダのモータースポーツ活動と歴史がまるっとわかる展示にも注目【東京オートサロン 2025】 (2/2ページ)

シビックタイプRの新型モデルやプレリュードの発売時期を公表

 多くの報道陣がメインステージ前に陣取り始めると、まもなくカンファレンスが開始されました。

 まず登場したのは「シビックタイプRレーシングブラックパッケージ」開発責任者の明本禧洙(あきもと・よしあき)氏。

 現行のフリードとCR-Vがカーオブザイヤーにダブルで輝いたことなどに触れつつ、ブーステーマの「Honda SPORTS」に沿って、創始者である故・本田宗一郎氏のモータースポーツに対する想いを振り返ります。

 その遺伝子が受け継がれた先は……という流れで、いよいよ「シビックタイプRレーシングブラックパッケージ」がアンベールされました。

 目にまぶしく飛び込んできた車両のボディカラーは鮮烈なレッド。「ブラックパッケージ」というネーミングにフェイントをかけられた思いがよぎりますが、タイプRと赤の相性はバツグンで、会場からも息をのむ音が聞こえてくるような空気が流れました。

 そして、立て続けに「プレリュード・プロトタイプ」もアンベール。カバーが取り除かれて現れた車両は、ブラックのボディカラーをまとっています。

 この次期プレリュードは、2023年の「モビリティショー」で初披露され、その後にハイブリッドシステムの新たな変速機構「Honda S+ Shift(ホンダ エスプラスシフト)」の提案とともに、青の迷彩に塗られたプロトタイプ然とした姿でメディアの前に現れました。

 そして今回の「東京オートサロン2025」では、発売を前に早くもドレスアップの提案モデルとして再びお披露目となったわけです。

「ホンダレーシング(HRC)」代表取締役社長の渡辺康治氏のスピーチのなかで、プレリュードの発売予定が発表されました。その時期は2025年の秋です。いよいよプレリュード復活が秒読み段階に入ったといっていいでしょう。

 ブース内にはほかにも、MGU-K(モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック)やMGU-H(モーター・ジェネレーター・ユニット・ヒート)という高度なエネルギー回生機構を備えたF1マシン「オラクル・レッドブルレーシングRB20」のパワーユニットや、メカニックを育成する学生により競われる「ホンダ学園関西校☆N-ONE☆」車両、そして毎年夏におこなわれる国内2輪レースの代表格、「鈴鹿8時間耐久レース」の優勝車両「CBR1000RR-R」などが展示され、まさにレースムード一色という雰囲気でした。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

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スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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