この記事をまとめると
■東京オートサロン2025のマツダブースはモータースポーツ活動の成果をアピール
■2025年2月4日にマツダブランドを体感する施設を南青山にオープンすることを発表
■ロードスターの特別モデルを2台公開して具体的なスペックや販売価格にも言及した
モータースポーツ活動を通じてクルマの楽しさを伝えるマツダ
2025年1月10日(金)〜13日(月)に開催されている東京オートサロン。カスタムカーの祭典であるが、アフターパーツメーカー以外にも、近年は国内外の自動車メーカーも出展しており、クルマ好きが思わず注目するモデルの展示を積極的に行っている。
なかでもマツダは、ここ数年モータースポーツ活動を積極的に行っており、トヨタ、スバル、ホンダや日産が参戦しているスーパー耐久において、持続可能なモータースポーツ活動としてバイオ燃料で走るレース車両を導入するなど、環境問題を見据えて未来に向けた技術開発を進めている。
そして今回、2025年の東京オートサロンに出展したマツダブースでは、クルマを通じたワクワクする体験やクルマの楽しさの共感の輪を広げるというコンセプトのもと、2024年のスーパー耐久に参戦した「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」が展示されていた。さらにXCRスプリントカップ北海道に参戦した「TOYO TIRES MAZDA CX-5」も並べられ、来場者は興味深く内外装を見ていた。
プレスカンファレンスに登壇した毛籠勝弘社長は、2024年のマツダの活動内容を話し、2日間開催された「マツダファンフェスタ2024」やギネス記録になった「メディア耐久4時間レース」などモータースポーツ活動を通じてクルマの楽しさを広めることができたことへの謝意を含めてプレゼンを行った。
そのなかで、2025年にマツダが今後取り組む事業も発表。まず東京・南青山に2025年2月4日(火)、マツダのブランドを体感できる施設となる「MAZDA TRANS AOYAMA」をにオープンすることを公表。これまでマツダに触れてこなかった人たちとの新たな接点を作る場所という役割を担う施設となる。
次にマツダのカーボンニュートラル戦略として、厳しい環境規制に対応するため、カーボンニュートラル燃料の使用を推進していきながら、エンジン開発をやめないことを宣言した。
そのために、走りながらCO2を回収する新たな技術を2025年のスーパー耐久において実証実験を行うとう。