キャンピングカー大好きオーナーがガチで考えた! 家を捨てて完全キャンピングカー暮らしは可能か? (2/2ページ)

キャンピングカーで暮らすための諸費用・諸手続き

 一般住居を購入した場合と異なり、キャンピングカーには固定資産税がかかりません。これは江戸時代の年貢並みに、増税で苦しむ日本国民には多少でもうれしいメリットです。

 キャンピングカーで暮らすための主な税金は、住民税・自動車税・自動車重量税・ガソリン税があります。このうち住民税以外は、そもそも自動車を所有するのにかかる当然の税金なので、今回は割愛します。

・住民票と住民税

 住民税は「住民票のある市区町村」に納めますが、そもそも住民票を移動するキャンピングカーに設定することはできません。そのために、実家などの家族や知人の「同居人」という扱いにしてもらう必要があります。

・郵便・宅配便など

 いまは全国、いろいろな所で受け取れます。コンビニや運送会社の支社・営業所などを指定することもできます。送って貰うモノがわかるとヤバイものや、人の手に渡ると困るモノ、生モノ急ぐモノでない限り、実家や知人宅宛でも良いでしょう。

・家族関連の手続き

 じつは私はこれで、家の断捨離とキャンピングカー住まいを諦めました。それは子どもの教育です。子どものいない夫婦や、オヤジやオバンのひとり旅は、自由気ままなクルマ旅でキャンピングカー暮らしも可能ですが、子どもがいるとなると、その学校通いが問題となります。

 ましてや受験生となると、ひとり置いていくわけにはいきません。私の場合は、子どもが独り立ちするか、離婚されないかぎり、キャンピングカー暮らしは無理だと悟りました。

 以上、ご紹介した条件が問題なくクリアになれば、家を断捨離してのキャンピングカー暮らしは可能です。私も完全に諦めたわけではありません。いまは、キャンピングカーを横付けできるウッドデッキと、必要最低限な掘っ立て小屋をベース基地とした、「ハイブリッド型キャンピングカー暮らし」を画策しています。


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