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自分で「ぐつぐつ」する名物「みそ焼きうどん」! 味よし・ボリュームよし・お店の雰囲気よしの「かめやま食堂」は遠回りしでも立ち寄り必至!! 【懐かしのドライブイン探訪その7】

自分で「ぐつぐつ」する名物「みそ焼きうどん」! 味よし・ボリュームよし・お店の雰囲気よしの「かめやま食堂」は遠回りしでも立ち寄り必至!! 【懐かしのドライブイン探訪その7】

この記事をまとめると

■ドライブインはトラック運転手のオアシスである

■プロドライバーのみならず多くの人が訪れる

■今回は「かめやま食堂」を紹介

話題のB級グルメをご賞味あれ!

 急速に数を減らしている運転手のオアシス、ドライブイン。大型の駐車場を完備するドライブインはプロドライバー御用達の場所としてはもちろん、地元の馴染み客には欠かせない存在。平成以降、高速道路やバイパス道路網の発達で旧幹線道路の車両通行量の減少で隆盛を誇ったドライブインは急速に数を減らしていった。

 今回はB級グルメとしても脚光を浴びる、三重県亀山市のみそ焼きうどんのドライブインを紹介しよう。

 三重県亀山市といえば、テレビや情報誌等で掲載されるほど名物になっているB級グルメ、みそ焼きうどんが有名だ。

 このみそ焼きうどんが名物の老舗店舗が「かめやま食堂」だ。場所は、JR亀山駅より鈴鹿市方面へクルマで5分程の県道28号線沿いにある。この県道はバイパス開通前の旧国道1号線であり、かつてはトラック街道だった。

 駐車場は広く、大型トラックでも停めやすい。昭和を感じさせるお店に入ると、笑顔でおばあちゃんとお姉さんが迎えてくれる。なんだか、本当におばあちゃんの家に来たようなアットホームな感じを醸し出す。

 レトロ感満載の店内は、デコラのテーブルに鋳物コンロ。小上がりの座敷もあって、ゆっくり寛げる印象。壁に貼ってあるメニューからは、食堂らしく麺類、丼ぶり、定食、洋食。それに選んで取れる一品ものの冷蔵ケースも。記者のオーダーは、やはり名物のみそ焼きうどん+牛肉+ライス。注文時にお店の人が「ニンニクいい?」とお尋ね。初めての注文でも卓上に食べ方の案内が掲げてあり、店員さんも愛想がいいので困らないハズだ。

 ちりとり鍋に載せられて運ばれてきたみそ焼きうどんは自分で焼くスタイルだ。山盛りのたっぷりなうどんに野菜はキャベツ、もやし、ピーマン、人参、玉ねぎ、味噌だれスープ。初回は結構なボリュームにビックリすること間違いなし。卓上コンロに火を点けてもらい、スープがある程度なくなるまでグツグツ炒める。

 煮立ってくると具材を混ぜ混ぜし、いただきまーす。他店のみそ焼きうどんは辛口で濃いのが多いが、ここの味噌焼きうどんは甘めの優しい味。煮込むにつれて味変し、濃厚なガッツリ系の味わいに。白米との相性も抜群で、ボリューミーなみそ焼きうどんはあっという間に完食だ。

 三代目店主の内田さんによると、同店は創業58年になるという。なるほど本物のレトロならではの佇まいだ。いまでは名阪国道の亀山インターからは国道1号線のバイパスができて、この旧1号線を走る長距離トラックは減ったものの、このかめやま食堂に立ち寄るために、わざわざ遠まわりしてくるドライバーも数多いそうだ。

ショップインフォメーション

かめやま食堂
住所:亀山市小下町12-37
営業:6:00~24:00
定休日:日曜日(要確認)

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