フォーミュラドライバーたちが続々と登壇
イベント後半には、「スーパーフォーミュラ フィナーレトーク」を開催。サブタイトルには「尚貴ありがとう、これからもよろしく」と掲げられ、今季限りでスーパーフォーミュラからの引退を表明した山本尚貴選手を囲んで、伊沢拓也選手、牧野任祐選手、佐藤 蓮選手、岩佐歩夢選手が登壇した。
山本尚貴選手は2010年にフォーミュラ・ニッポン(当時)にデビューし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。2013年には初のシリーズチャンピオンを獲得し、2018年にはスーパーフォーミュラとSUPER GTでダブルタイトルを獲得するなど、名実ともにホンダを代表するレーシングドライバーとなった。さらに2020年にもダブルタイトルを獲得している。
このステージの後半には、ホンダ レーシング(HRC)の渡辺康治社長が花束とともに登場。長年に渡ってスーパーフォーミュラを戦った山本選手に花束の贈呈を行った。「スーパーフォーミュラは引退となりますが、まだSUPER GTでは現役でありますし、今後ともよろしくお願い致します」とメッセージが送られた。
常に人だかりが絶えなかった2日間の最後を飾ったのは、「Yuki Unplugged~角田裕毅のプライベートに迫る~」というトークイベント。シーズン序盤から好調を維持してチームに多くのポイントをもたらしたこと、いっぽうシーズン中盤以降はライバルチームのアップデートもあってやや苦しい戦いになったことなどが語られた。
昨年までの「サンクスデイ」とは異なり、今年の「シーズンフィナーレ」では2輪&4輪の車両展示やトークショーがメインとなりイベントの雰囲気も大きく変わった、会場であるホンダウエルカムプラザ青山の立地も含め、大勢の来場者で賑わった。
F1やスーパーフォーミュラ、SUPER GT、MotoGPといったさまざまなカテゴリーのレース車両が間近に見られるだけでなく、ドライバーやライダーのキャラクターが存分に発揮されたステージイベントなど、普段では見ることのできない内容にはファンにはたまらない内容となっていた。
来年以降、ファンへの感謝イベントがどのような形式で行われるかは未定だが、「シーズンフィナーレ」としては第一回となる今年のイベントは、大成功といえる盛り上がりだった。