この記事をまとめると
■「D-SPORT&DAIHATSU Circuit Trial 2024」が開催された
■スパ西浦モーターパークに41台のダイハツ車が集まった
■ダイハツファンとモータースポーツライセンス取得者を増やすことが狙いだ
通勤に使うクルマで参加できるサーキットイベント
2024年12月14日、愛知県のスパ西浦モーターパークにて、ダイハツ工業とSPKが主催するサーキットイベント「D-SPORT&DAIHATSU Circuit Trial 2024」が開催された。
このイベントは、モータースポーツの裾野を広めるためダイハツが行っている活動のひとつ。ダイハツ車のみが参加可能なサーキット走行会で、国内Bライセンス所持者はもちろん、未所持者もオープンクラスに参加可能。完走してもらえる完走証を持ってJAFで手続きを行えば、ライセンスの新規取得も可能だ。
さらに、国内Bライセンス所持者は走行後の講習と試験に参加して合格すれば国内Aライセンスを取得できる。
現在ダイハツは、ロッキーで全日本やアジアカントリーラリーへ、ミライースで全日本ラリーとK4GPに参加している。さらに、昨年度からコペンでラリージャパンにも参加。ダイハツのモータースポーツ活動のテーマは「モータースポーツを通じたいいクルマづくり」。
「もっといいクルマづくり」にはモータースポーツの過酷な状況で磨かれる「モノづくり」の知見に加え、「コトづくり」も欠かせない。「コトづくり」とは、モータースポーツを通した人材育成やダイハツファンを増やしてクルマを楽しむ機会を創出することを指す。
その活動の一端を担うのが、今回の「D-SPORT&DAIHATSU Circuit Trial」だ。今回も多くのダイハツファンが集ったのはもちろん、人材育成を目的に多くのダイハツの若手社員が大会運営に参加していた。
当日は41台ものダイハツ車が参加。5つのクラスにわかれてクラスごとに計2回、それぞれ20分の走行枠が用意された。
サーキットトライアルはレースとは異なり、ゴールした順番ではなくベストラップの速い順で結果が決まるタイムアタックイベント。混走ではあるものの競り合いはないため、初心者から上級者まで自分のペースで安全に走行できる。
参加者たちは走行時間の許す限り、各々のペースで楽しく走行していた。
コペンなどのスポーツカーはもちろんのこと、ネイキッドやMAXなどといった意外な車種も参加。日頃からサーキット走行を楽しむ玄人から、普段は通勤に使用しているクルマでサーキット走行は初参加だという人まで、参加者のレベルは幅広く、その敷居の低さを物語っていた。
また、走行後に行われた国内Aライセンス講習会には13名もの参加者たちが挑戦。見事全員が合格を果たした。
「D-SPORT&DAIHATSU Circuit Trial」は2025年も開催予定となっている。気になる人は今後の開催情報を要チェックだ。