ブラバス製高級ホテル並のキャンピングカー! なんと2億円ってそうまでしてクルマで豪華に過ごす必要ある?

この記事をまとめると

■ブラバスがキャンピングカー「ビッグボーイ1200」を発表

■「ビッグボーイ1200」は全長12メートル

■レザーや大理石をふんだんに使ったインテリアは至れり尽くせりで価格は2億円超

ブラバスが作ったキャンピングカーは高級ホテルを超える豪華さ

 大金持ちのニーズを的確にキャッチアップしているブランドといえば、ブラバスをおいてほかにありません。ハイパースペックなカスタムカーをはじめ、バイクブランドとのコラボレーションや、近年ではハイパーヨットと呼ばれるハイテククルーザーまでリリース。世界中のビリオネアが彼らのSNSをフォローしているというのも大いに納得です。

 そんな彼らの最新作は、なんと日本国内でも注目されている「車中泊」に的を絞ったキャンピングカー。とはいえ、そこはブラバスが作るのですから半端なモデルではありません。史上最大の機関車から名付けた「ビッグボーイ」はもはや車中泊を超越して、走りまわる高級ホテルと呼んで差し支えないでしょう。

 ブラバスが顧客むけに開いたプレゼンテーションイベント「ブラバス・シグネイチャーナイト」でお披露目された超大型キャンピングカー「ビッグボーイ1200」は、その名のとおり全長12メートルというビッグサイズ。ご覧のとおり、もはやカーというよりバスにほど近いもので、室内も30平方メートルとちょっとしたホテルのスイートルーム並みの広さ。

 ここからさらに車体両側に電動で拡張可能なエクストラスペースが用意され、ベッドルームだけでも4.5メートルの拡幅ができちゃうという至れり尽くせりな設計です。

 また、ブラバスといえばその豪華で精緻なインテリアづくりにも定評があるもので、お馴染みのトライアングルデザインのキルティングレザーをはじめ、ファインウッドやアルカンタラといったラグジュアリーな素材のオンパレード!

 また、各所に施されたカーボントリムはハイパーカー作りで培われた精度とセンスで、思わず「ブラバスにしてよかった」かなんか口から出てきそう。

 むろん、ゴージャスなインテリアはベッドルームだけでなく、リビングルームやキッチンにも及んでおりIHコンロ、オーブン、食器洗い機、はてはワイン貯蔵庫まで標準装備。

 当然のことながら、上質な天然石で作られた豪華なバスルームには、レインフォレストシャワー、トイレ、洗面台まであって、この快適性は一度味わったら変なホテルには泊まれないってくらいかも。

 ベース車両はF1やモトGPのホスピタリティビークルでお馴染みのSTXモーターホームが担っています。12.8リッターの6気筒ターボディーゼルを搭載し、530馬力と1928lb/ftという巨大なトルクながら最高速は約90km/hでリミッターが作動。これだけの巨体ながら、ブラバスのユーザーが不満を抱かない程度にはチューンアップがなされているとのこと。

 なお、ドライバーズエリアは左右個別のドアが装備され、リビングルームの乗員と顔を合わすことなく乗降可能。ドライバーズシートもまたグレーのブラバスマスターピースレザーで装飾され、キルティングと精密なミシン目をもった快適なもの。さらに、コクピットの真上には、幅1.6メートルの電動式ベッドを格納しているので、運転手さんだって快適な旅ができるというもの。

 もっとも、本当の大金もちはビッグボーイ1200で車中泊するというのはレアだそう。実際に泊まるのはビッグボーイよりもさらにリッチなホテルに部屋をリザーブしているわけで、F1を観戦するための休憩室とか、オーロラ見に行っても暖かい車内で過ごしたいなんていうのが彼らの使い方なんだそう。そのわりに、お値段は2億円以上するのですから、ビリオネアたちのお金の使い方ってほんとため息しか出てきません(笑)。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

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