
この記事をまとめると
■Zeekrの新型ミニバン「MIX」がフロントスライドドアを採用した
■過去にもフロントスライドドアを採用したクルマがあった
■スライドドアならではの省スペース性や利便性が高く評価されていた
中国製BEVミニバンに採用されたフロントスライドドア
2024年10月に発表された中国の吉利汽車が展開するプレミアムEVブランドである「Zeekr」が、新型ミニバン「MIX」を発表した。
このモデルは両側スライドドアを備えているだけでなく、フロントドアも前方にスライドして開き、センターピラーレスとしたことで大開口な両開きスライドドアを採用したことでも話題を集めた。
今まではスライドドアといえば後部ドアというイメージが強かったが、じつはこのMIX以前にもフロントスライドドアを採用していた車種は存在していたのだ。
スズキ・アルト スライドスリム
スズキのベーシック軽として、現在もラインアップに君臨しているアルト。その3代目モデルに設定されていたスライドスリムはフロントドアにいち早くスライドドアを採用したモデルとなっていた。
ドアを閉めた状態では通常の3ドアモデルのようにも見えるが、縦型のドアハンドルがドアミラー下に備わるのが大きな違いで、狭い場所でも気を遣うことなくドアの開閉ができるという美点があり、くるりと外側を向く回転ドライバーズシートと相まって無理のない乗り降りを実現していたのだ。