この記事をまとめると
■テスラの自動運転は世界的にも注目を集めている
■2024年10月にテスラは自動運転タクシーやバンなどの先進技術を発表
■日本の自動運転に関する法規制も緩和される方向に向かっていくかもしれない
マスク氏の政府参入が自動運転の分野で大きな変化を起こす
テスラの自動運転ビジネスに世界の注目が集まっている。最大の理由は、テスラCEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏が来年1月に誕生する第二期トランプ政権で、政府効率化省のトップになる人事が発表されたことだ。
これを受けて、株式市場におけるテスラ株は高騰した。報道では、マスク氏が自動運転に関する規制緩和を進めるとされている。
一般的な感覚では、民間企業の経営と国全体の施策を同じ人が行うことは、実質的な「公私混同」という印象をもつのが当然だ。
そんな一般常識がいまのアメリカでは通用しないということなのか? それでも、これを社会の現実として捉えて、日本はアメリカとの付き合い方を考えるべきだ。そのなかで自動運転についても、マスク氏が進める自動運転に関する規制緩和措置が、日本にも影響を与えることを覚悟する必要があるだろう。