ルーフがダウンってマジか! Gクラス×モンクレールのもこもこアート作品第2弾がやっぱり衝撃だった

この記事をまとめると

Gクラス+モンクレールのコラボモデルが登場

■ダウンジャケットのような独特のキルティングでソフトトップを製作

■「Project G-Class Past II Future」にインスパイアされた限定モデルも発売

モンクレールとメルセデス・ベンツのコラボが再び実現

 クルマをモチーフにした芸術作品というのは、ともすれば難解でピュアなクルマ好きからすると首をかしげてしまうものも少なくありません。例えば、以前ご紹介したGクラスとファッションブランド「モンクレール」のコラボ作品などは、あたかもダウンジャケットを着こんだGクラスのようで、インパクトこそあれ「???」となった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 とはいえ、Gクラス+モンクレールのアートピース第二弾はクルマ好き、とりわけ1990年代カルチャー好きならニンマリすること請け合い。しかも、今度は20台の限定ながら芸術作品にインスパイアされたGクラスも販売となると見過ごすわけにはいきません。

 先ごろ、上海で開催されたメルセデス・ベンツとモンクレールのブランドキャンペーンで、両社のアート作品やファッションコレクションが公開されました。この目玉となったのが、マルチクリエイターのNIGO(ちなみに中国で彼の人気は絶大です)によって創作された1点限りのアート作品「Project G-Class Past II Future」というわけです。

 お披露目にあたってNIGOは次のようなコメントを残しています。「私にとって、1990年代は文化的、創造的な観点からもっとも影響力のある10年間でした。エレクトロニックミュージックとヒップホップシーンは、都会的な性格の新たな表現として生まれました。その雰囲気とエネルギーをProject G-Class Past II Futureのデザインに統合し、その遺産を新しい現代時代に解釈したかったのです」。

 作品のベースになったのは1990年代のゲレンデ「250GD」という、簡素で無骨な雰囲気を保っていたころのモデル。2ドア、カブリオレ、可倒式フロントスクリーンといった装備はそのままに、1990年代テイストをこれでもかと注ぎ込んでいます。

 たとえば、オーディオシステム「ラジカセ」がソフトトップリンケージに新たに組み込まれたり、シートファブリックも1990年代に使われたデザインを想起させるもの。一方ではトップのフレームをゴールドにリペイントするなど、じつにわかりやすいアート作品になっているかと。

 さらに、モンクレールがお得意のダウンジャケットみたいな独特のキルティングでソフトトップを製作。装着状態を見ればひと目でモンクレールとわかるのも、いかにブランド力が強いかの証しにほかなりません。

 さて、限定発売となるのはこの「Project G-Class Past II Future」にインスパイアされて作られたという新型 G 450 dとG 500の2タイプ。

 グリーンとグレーのツートンカラーのエクステリアをもつタイプには、Gクラス特有の市松模様のインテリアコーデ、タイヤカバーにロゴが入ったリヤマウントのスペアホイールが装備され、ブラックのエクステリアを持つタイプにはウィンドウフレーム、軽金属合金製ホイール、側面の全長を走るシグネチャーのバンパーガード、「Past II Future」のレタリングがグラブハンドルにあしらわれるなど、両タイプともしっかりアート作品を想起させてくれるもの。

 台数が少ないので、コレクターから奪い合いになるのも容易に想像がつきます。納車は2025年4月からですので、どうしても欲しいという90sキッズはディーラーにガンダ(注:ガンガンダッシュ/1990年代のギャル用語)しかありませんね!


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
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マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

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