AT限定の普通免許で運転できる! ポップなカラーも最高! いすゞの「エルフmio」がトラック界に新風を吹き込む (1/2ページ)

この記事をまとめると

いすゞからエルフmioが登場

■AT限定の普通免許で運転できる小型トラックだ

エルフmioの走りや安全装備、デザインについて解説

いすゞから画期的なトラックが誕生

「運転免許を取る」といえば、一般的に普通免許であることが多い。とくに車両の運転を職業にしたいと考えていなければ、多くの人は普通免許があれば不自由しないのだ。加えて、免許を取得してから乗ると思われる自動車は、ほとんどかオートマチックトランスミッション(AT)である。免許取得の初期コストを考えれば、AT限定普通免許取得者の比率が上がるのは、当たり前のことなのだろう。さらに、近年は運転免許取得人口そのものも減少している。2024年問題でドライバー不足に陥っているトラック業界では、人材確保に頭を悩ますのも無理はない。

 このようななか、いすゞ自動車が画期的なトラックを誕生させた。それがAT限定普通免許で運転可能な「エルフmio」だ。「エルフ」は、同社が製造、販売する小型、中型トラック。その歴史は旧く、初代は1959年に登場した。現行車は7代目で、2023年に発売されたばかりである。もともとバリエーションが広い車種で、6代目にはキャンピングカー専用シャシーの「Be-Cam」がある。7代目では同社初の「BEV(Battery Electric Vehicle、電気自動車)」が、ラインアップに加わった。

「エルフmio」はこの流れを汲んで開発されたトラックで、「ファーゴ」や「エルフ100」の後継車種ともいわれる。最大の特徴は、AT仕様かつ車両総重量が3.5トン未満なので、AT限定普通免許で運転できるというところだ。すなわち、ドライバーの確保が行いやすいトラックなのである。

 単純に軽いトラックを作るのであれば、エンジンや車体を小さくすればすむ。しかし、小型トラックとして使用に耐えうる車両にするには、道路交通法上における普通自動車の枠に収めるのは非常に難しい。同社はこの問題を、小型トラックの利用状況を分析することで最適解を得たのだ。


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