トラックとしての実用性は確実に悪化! それでもトラック野郎がデコトラにハマるワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■デコトラの改造や維持にはお金がかかる

■数千万円が注ぎ込まれたというデコトラも存在する

■それでもデコトラにハマる人が多い理由に迫る

デコトラはベース車両もパーツも高い!

 クルマが趣味だという人は、世のなかにゴマンといるに違いない。スーパーカーや旧車などノーマルの美学を貫く人や、市販されているクルマをベースにカスタムを施す人など、クルマとの接し方は十人十色。そのすべての人たちに共通するものといえば、お金がかかるということだけかもしれない。

 クルマをこよなく愛する人たちは、その趣味をセカンドカーで楽しむ傾向にある。日常の足として使うのではなく、あくまでも趣味のクルマだと割り切っているのだ。スーパーカーでは燃費が悪いし、旧車であれば雨の日は乗りたくないなど、そのジャンルごとに「セカンドカーにしたい」というそれぞれの理由が存在するのである。

 日本発祥の文化として知られるデコトラは、ベースが乗用車ではなくトラックであるため、仕事車を飾るのだから維持費は会社もちだと考えている人がいるのは、不思議なことではない。しかし、近年では小型や中型トラックを自家用で所有するという人が増えている。仕事車が飾れないから、自家用として飾る。そう考える強者が、意外と多い世界なのだ。

 もともと、費用がかかることで知られるデコトラの世界。パーツはステンレスや鉄などで製作するのが一般的なのだが、その素材の値段がまず高い。そして、専門的な技術をもった職人しか精巧なるパーツを製作できないため、自ずと高価なものとなってしまうのだ。


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