伝説のマシンがゴロゴロ! ロニー引退セレモニーに感動! 40周年を祝う祭りに2万8500人が詰めかけた「NISMOフェスティバル」 (2/2ページ)

コースもピットもイベント広場もNISMOに染まる

NISMO40周年の歴史を感じられるマシンが走行

 ピットウォークを挟んで、イベントの終盤では「NISMO HERITAGE RUN」が行われた。グループAを戦ったリーボックスカイラインやカルソニックスカイライン、グループCを走ったR91CP、GT1規定のル・マンを戦ったGT-R LMにR390 GT1など往年のレーシングマシンが走行。

 そんなNISMOの歴代レーシングマシンと走行したのが、歴代NISMOのコンプリートモデルたちだ。1994年登場の270Rに始まり、400RやスカイラインGT-R Z-tuneなど、希少性の高いNISMOのコンプリートモデルが走行していた。この光景だけでもとても貴重といえる。まさにNISMOの歴史を感じさせる時間であった。

ロニー選手の引退セレモニー

 そして最後に行われたフィナーレでは、今シーズンでの引退を発表したロニー・クインタレリ選手のセレモニーが行われた。2008年から日産のドライバーとして活躍してきたロニー選手を迎えたのは、柳田選手、千代選手、松田選手の3名。

 松田選手から花束を手渡され、その後はご家族からも花束を手渡されたロニー選手は、感極まった表情。

 フィナーレが終わったあともグランドスタンドのファンからのコールは止まらなかった。ロニー選手はそれに応えるように、グランドスタンド近くまで移動。最後の最後までファンからの声援に手を振り応えていた。

 まだ最終戦を残している段階ではあるが、この日の光景はロニー選手とファンの記憶に強く残るはずだ。

 悪天候による鈴鹿ラウンドの延期があったため、最終戦がまだ開催されていないという事情があり、現役のSUPER GTマシンがレーシングスピードで走ることはなかったが、NISMOの歴史を濃厚に感じられる1日であった。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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