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信号待ちで横に並んだらガン見必至! ピカピカ丸タンクもあればラメ塗装もあるデコトラの「燃料タンク」カスタムが熱い

信号待ちで横に並んだらガン見必至! ピカピカ丸タンクもあればラメ塗装もあるデコトラの「燃料タンク」カスタムが熱い

この記事をまとめると

■デコトラにはトラックならではの改造が施されていることがある

■今回はその最たる例である燃料タンクのカスタムに注目

■赤く塗っている人が多く最近ではラメ塗装も流行っている

最近はラメ塗装が人気!

 世のなかに改造車の種類は数あれど、日本独自の文化として知られるデコトラは、なにかと異質な存在である。そもそも和風のカスタムというもの自体が珍しいのだが、仕事で使う車両をベースにしたところからも異彩を放つ。そしてトラックだからこそ存在するといっても過言ではないカスタムも、デコトラ界には存在するのである。

 それが、燃料タンクだ。それは読んで字のごとく、燃料を貯蔵するためのタンクである。軽油やガソリンといった燃料がなければエンジンを動かすことができないため、どのような車両にも備えられているパーツである。

 しかしながら、乗用車などにおいては燃料タンクがどの場所に設置されているのかわからないという人も、きっと多いはず。シャコタンにとことんこだわるひとであれば燃料タンクをガードするという細工が必要になるが、一般的なカスタムであればガソリンの注入口に取り付けられたフューエルリッドをカスタムするといったぐらいだろう。

 一方でデコトラはトラックがベースとなっているため、燃料タンクが完全に露出しているのだ。そのため乗用車ベースの改造車とは異なり、燃料タンクは重要な飾りの一部として扱われているのである。

 そんなトラック用の燃料タンクには鉄製やアルミ製、そしてステンレス製などがラインアップされている。アメリカのコンボイを連想させるような丸型の形状を持ったタンクも、デコトラ愛好家たちに人気のアイテムだ。また既製品では飽き足らず、特注で燃料タンクを製作するというデコトラ愛好家も意外に多い。その事実から、デコトラの世界は特殊だと感じるひとも多いのではないだろうか。

 乗用車とは異なり、シャシーが外部から見えるところが、デコトラの特徴でもある。そのため赤く塗るスタイルも人気なのだが、これは昭和時代の水産トラックが起源となっている。海水を浴びる仕事柄、シャシーが錆びないようにペイントしていたのだ。それがだんだんと飾り的意味合いが強くなり、現代ではラメ塗装を施すのが人気となっている。

 外から見えるシャシーに陣取る燃料タンクに手をかけたいと思うのは、無理もない。そして、デコトラファンはそのようないわゆる補器類にも注目しているのだ。オシャレは足もとからとはよくいったものであるが、デコトラ界も変わらない。ホイールを変更することは当然として、フレームまわりにも手をかけることで完成度が大きく高まるのだ。

 これからは「綺麗なトラックだな」と感じた場合、是非とも足もとの架装に注目してほしい。そうすれば、きっとデコトラの新たな一面が見えてくることだろう。

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