この記事をまとめると
■「NISMO Festival at Fuji Speedway 2024」に日産自動車大学校が出展
■学生制作のカスタムカー「Fairlady X」や「I’m march」を展示
■メカニック体験コーナーやプレゼントなど盛りだくさんの内容
日産自動車大学校ブースで思い出を作ろう
日産のモータースポーツ活動を支えるとともに、昨今では日産車をベースとした刺激的なロードカーを多数リリースしているNISMO。今年、2024年で40周年を迎え、これからの活動にもますます注目が集まっている。
そんなNISMOが、ファンへの感謝を込めたスペシャルイベントとして1997年から開催しているのが「NISMO Festival」だ。いままでに取り組んできたレース活動や、手がけてきた初期のコンプリートカーやロードカーなどの歴史を振り返る展示を行うほか、デモランやトークショー、物販なども用意されるまさにお祭りといったイベントである。
2024年12月1日(日)に開催されるそんな今年度のNISMO Festivalに、日産自動車大学校がブースを出展することを発表した。
日産自動車大学校は、広い実習場や豊富な実習車といったメーカー校ならではの強みのほか、レース参戦プログラムや「日産資格」のサポートといった独自の魅力をもち、就職率100%という実績も兼ね備えた定評ある人気の自動車大学校だ。
目玉となるのはやはり、学生らしいオリジナリティあふれる発想で製作されたカスタムカーたちだろう。今回は、日産京都自動車大学校 自動車整備・カスタマイズ科学生による2台が展示される。
1台目は、「Fairlady X」と名付けられたSUV。”優雅で豊かな人生”というテーマをもとに、世の中のすべてのお父さんに捧げたいという思いで作られたという。フェアレディZには憧れるが、家族がいるため実用性も捨てられない……という、学生たちのお父さん世代のためのクルマというわけだ。
たしかに、そのフロントマスクはまんま現行RZ34型フェアレディZ。だが、それが違和感なくSUVのボディに溶け込んでいる。ベースは2代目ムラーノだというが、その面影は見えず、メーカーがワンオフで作ったといわれても信じてしまいそうな完成度。このクルマは今年のオートサロンにも出展されていたが、その発想の豊かさとクオリティの高さから、日本のみならず海外メディアにも取り上げられた一台だ。
もう1台は、レトロな外装をまとった「I’m march」。こちらは「Neo Fairlady ~現代レトロの象徴~」をコンセプトとし、Z世代と呼ばれる若年層の間でトレンドとなっているレトロ感をクルマに落とし込んだ一台となる。
2代目K11型マーチをベースに、昭和の名車であるSR311型フェアレディの外装をまとっており、こちらの仕上がりも極めてハイクオリティ。ボンネット先端の「NISSAN」ロゴは新CIになっているなど、レトロ✕現代へのこだわりが細部にも感じられる。このまま市販化されたらそこそこ売れるんじゃないだろうか? というくらいの出来栄えだ。
カスタムカーの展示だけでなく、「メカニック体験コーナー」にも注目。
日産自動車大学校で実際に使われているエアコンシュミレーターの教材を持ち込み、エアコンのスイッチやレバーを操作するとエアコン本体はどのような動きをするのか、冷気や暖気 はどうやって出てくるのかといった仕組みを確認しながら理解できるコーナーのほか、実際に使われている教材が多数展示される。入学を検討している方はとくに見逃せないだろう。
また、電動インパクトレンチを使用したタイヤ脱着体験も実施。小さいお子さまでも安全に体験できるよう、学生たちがサポートしてくれるというから安心だ。
そのほか、日産・自動車大学校オリジナルスイーツやグッズ、KONDO Racing TEAM、日産自動車とともに取り組むSUPER GT GT300クラス参戦の「#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」のミニカーやペーパークラフトなど、子どもから大人まで楽しめるプレゼントも用意される。
日産自動車大学校への入学を考える方はもちろん、カスタムカーマニアや家族連れなど幅広い方々が楽しめる出展となっている日産自動車大学校ブース。NISMO Festivalに参加されるならば、ぜひとも立ち寄ってみてはいかがだろうか。