これだからマツダファンはやめられん! 岡山で開催された2024年3度目の「マツダ・ファン・フェスタ」がやっぱり熱かった!! (2/2ページ)

2024年のマツダのファン感謝イベントはまだ続く

 マツダファンフェスタの名物といえば、“ミスター・ルマン”こと寺田陽次郎さんのドライブによるマツダ787Bのデモランだ。今回は新しいスリックタイヤが投入されたとのことだが、アクセル全開時の「天使の咆哮」と呼ばれる独特の甲高いサウンドは不変。

 今回はMAZDA SPIRIT RACINGからスーパー耐久シリーズに参戦している2台のレースカー、55号車のMAZDA3と12号車のロードスターも阪口良平と堤 優威の両選手のドライブでランデブー走行。そこに一般来場者が乗った観光バスが混じって走るサーキットサファリも行われ、こちらにも関 豊と井尻 薫の両プロドライバーがガイド役として乗車。コース解説や岡山のレースでのエピソード、S耐レースカーとの無線交信で車内を沸かせた。

 パドックに特設されたものづくり体験コーナーは受付に朝早くから長蛇の列ができ、どのコンテンツも大いに賑わった。磨きやプレス、鋳造の体験、ペーパークラフト作りなどはファミリー層だけでなく、カップルやクルマ好きの仲間同士にも好評で、幅広い年齢層が楽しめるコンテンツに成長。

 さらに、お子さまが対象のクレイモデラーやKIDSプログラマー体験では、マツダの社員が同じ目線であれやこれやと丁寧に大活躍。その様子を保護者の方が嬉しそうに見守っている姿が印象的だった。

 イベント広場のミニコースではプロドライバー同乗走行体験が行われた。今年から新たに始まったMAZDA SPIRIT RACINGジムカーナエクスペリエンスでも講師として活躍する河本晃一プロや、S耐チャンピオンの野島俊哉選手によるドライビングテクニックは、観ている人からも大好評。同乗したゲストも、乗る前と乗った後では明らかに表情が違っていた。

 トーク上手で知られる河本プロが「今度は運転席で、ご自身で体験してみてください」と、ジムカーナエクスペリエンスをPR。会場からも「来年ぜひチャレンジしてみたい」という声が聞かれた。

 最後に少しだけ報告させていただこう。担当する土曜日のパーティレースの取材を終えた筆者は、日曜日のマツ耐NORMALクラスに2年連続でエントリー。昨年は参加3台だったMAZDA2&デミオクラスで優勝したばかりか、ロードスター以外で総合3位ということでサーキットのポディウムでの表彰も初体験した。

 ところが今年は6台にライバルが増殖し、なんとかクラス3位でファイナルラップに入るも、そこであえなくガス欠。チェッカーを受けられずにリタイヤとなってしまった。ただ、昨年はSC導入2回で60周だったのが、今年はSCなしの速いペースで65周プラスαを走破。チームの実力は進化したので、これを来年以降につなげていきたいと思う。

 なお、「MAZDA FAN FESTA」の今年の全日程は終了したが、九州地区の皆さんにはひとつお知らせがある。大分県のオートポリスで12月8日の日曜日、「MAZDA FAN CIRCUIT CHALENGE DAY in AUTOPOLIS」が開催される。ワンデーのため競技系イベントが中心だが、11時40分から20分間のパレードランは12月6日まで参加(費用は1台2000円)を受付中。なお、当日のサーキットには入場料1500円(中学生以下は無料)が必要だ。


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