クルマに戻ってきたら顔面蒼白! ほぼ泣き寝入り確実の「ドアパンチ」を防ぐ5つの手段 (2/2ページ)

出費を覚悟でも安全な場所を選ぶのも手

4)ホテルの駐車場

「安心をお金で買う」としたら、ホテルの駐車場に限ります。平置きの駐車スペースであれば、メルセデス・ベンツGクラスであろうが、10人乗りのトヨタ ハイエース グランドキャビンでも止められる確率が高く、しかも左右の幅もあるのでドアパンチもされにくい。いいことづくめです。ただし、安心をお金で買うぶん、コインパーキングよりは高額になりがちです。

 大切な愛車から離れているとき「ブツけられていないかな」と、事あるごとに心配するよりは精神衛生上いいのかもしれませんが、それなりの出費を伴うので毎回は厳しいかもしれません。

5)タワーパーキング式の駐車場

 全幅や全高などのボディサイズや車重、車高など、車種によっては制約がありますが、うまく収まるのであればタワーパーキング式の駐車場もおすすめの駐車スペースです。コスパと安心感という点(さらには急な雨風を凌げる)においても、もっとも納得感のある選択肢といえるのではないでしょうか。

 ひとつ難点があるとすれば、タワーパーキング式の駐車場があるのは主に都市部であること。郊外でタワーパーキング式の駐車場を探すのは至難の業です。そもそも土地が狭いから上に伸ばすしかないわけで、郊外のように広いスペースが確保できるのであれば、わざわざ造る必要もないんですよね。

●まとめ:不安な場所には足車で行くという手も……

「そんなにぶつけられるのが不安なら足車で行けばいいじゃん」。たしかにそのとおりです。どこにでも乗っていける足車があるからこそ、趣味車で思い切り遊べることはたしかなのですから。

 問題はその足車がゲタ代わりなのか、家族用など大切にしているクルマなのか、扱い方によってずいぶん変わってきます。「足車も大事な愛車」という人も少なからず存在するのです。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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