装備類は購入前にチェックすべし!
季節を問わず快適空間を実現
EVがもつもうひとつの魅力は、季節を問わず快適に使えることです。真夏の厳しい暑さや真冬の凍える寒さでも、エンジンに頼らずエアコンを稼働させることができるため、どんな気候でも車中泊を楽しむことができます。
それにより、宿泊費を抑えつつ快適な空間を確保できるため、自由な旅を楽しむ方にとって理想的な選択肢となるはずです。
そして、EVならではの付加価値として、電源の使いやすさが挙げられます。多くのEVにはACソケットが装備されており、ボトルでお湯を沸かしたり、車載炊飯器でご飯を炊いたり、温泉帰りに車内でドライヤーを使ったりすることも可能です。
電化製品を車内で自在に使えるというのは、車中泊に新たな可能性をもたらしてくれるはずです。ポータブル電源でも電源確保可能ですが、中身のバッテリーがなくなったら再充電しないと使えないので、同じ「車中泊」でも、できることの幅が広がります。その結果、旅そのものがより充実したものになるでしょう。
購入前に要チェック! あったほうがいい装備&つけたい装備
・先進安全装備
車中泊ともなれば、長い時間クルマを運転することも少なくない。そこで有効なのが、オートクルーズコントロールやレーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターなどの先進安全装備だ。疲れからくる事故やトラブルを防いでくれるだけでなく、疲労軽減にも効果絶大。中古車を購入する際は、予算内で選べるモデルがあるのなら、先進安全装備を用意するクルマがオススメだ。
・ラゲッジ下の収納
車中泊は何かと荷物が増える。しかし、クルマで移動する上に車内で泊まることが基本となれば、荷物はなるべく少なくしたいがそれも限界がある。そんなときに役立つのが、床下収納ならぬラゲッジ下の収納だ。ここを効率よく使うことで、車内空間を広く使うことができる。クルマの購入前に要チェックだ。
・フルフラットなラゲッジスペース
車内で寝泊まりする以上、体が横にならないと寝るに寝られない。しかし、後席を倒してもラゲッジと座席の間が段差となってしまうクルマも少なくない。この空間を埋めるアイテムも販売されているが、硬さが異なる上に、先ほどの説明でもあったように、荷物が増えるので車内が圧迫されてしまう。なので、ラゲッジスペースがなるべくフルフラットになるクルマを最初から選ぶのをオススメする。
・360度録画のドライブレコーダー
ドライブレコーダーの装着率は上がっていることもあり、いまさらなアイテムだが、鍵となるのが360度録画に対応したモノ。さらにいうと、停車時も常時録画できる機種だとなおよい。理由は、事故が起きたときのためもあるが、それ以上に重視しているのが防犯。いつ、どんな人に目をつけられているかわからない以上、ドライブレコーダーを監視カメラカメラ代わりに使うというわけだ。とくに女性陣には必須装備といえる。
まとめ
車中泊の旅は、自由度が高く、自分のペースで楽しめるのが最大の魅力です。
その一方で、快適さや安全性を確保するためには、クルマ選びが重要なポイントになります。とくにEVは、環境への配慮と快適な車内環境の両立が可能で、これからの車中泊に最適な選択肢といえるでしょう。
騒音や排気ガスを気にせず過ごせる安心感、季節を問わず快適な旅を実現する利便性──そんなEVだからこそ叶う新しい旅のスタイルがあると思います。
車中泊という旅のスタイルが一般化されてきているいまだからこそ、新しい旅の形をEVで実現してみてはいかがですか?