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ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった (2/2ページ)

ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった

この記事をまとめると

■ロサンゼルスのレンタカーには拭き残しによるウォータースポットが目立った

■「純水」を使用するとボディ表面に白いシミは残らない

■純水は洗車後のふき取り作業が不要になることからバスやタクシー業者に人気が高い

洗車マニア愛用の「純水」の凄さ

 先日某所で宿泊したホテルの洗面台の水道蛇口近くに、「当ホテルはお肌に良いマイナスイオン水が蛇口やシャワーヘッドから出てきます」といった表示を見て、以下のことを考えた。

 ロサンゼルス国際空港そばの営業所でレンタカーをよく借りるのだが、アメリカであっても返却された車両はスタッフによって外装の洗車及び内装の清掃が行われるのが当たり前。ただ、砂漠気候といってもいいエリアなので湿度が低く、年間を通じて少なくとも昼間はTシャツで過ごすことができる気温となることもあり、洗車後はあまりふき取りを行わずに、新規に貸し出すための駐車スペースに運ばれてくる。なので、以前はみるみる乾燥していくなか、ボディに白いシミのようなものができていた。

 これは水道水にはカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラル成分が含まれており(雨水には含まれない)、これが洗車後にボディの水分を十分拭き取らないでいると、前述したシミ(ウォータースポットと呼ばれるようだ)がボディにできてしまうのである。

 先日、ある展示会で水道水からミネラル成分を除去する浄水装置が展示されていた。おもに複数の車両を保有するバスやタクシー会社や、日ごろから数多くの車両を洗車する新車ディーラー、ガソリンスタンドのセルフ洗車機などですでに導入されており、利用者から好評を得ているようである。

 これを使うと、水道水が装置内のろ過フィルターや除去装置を通過することによりミネラル成分が99.9999%除去された純水が作り出される。ただし、装置は大きく価格も含めて当然ながら家庭向けのものとはいえない。前述したような日常的に多くの台数を洗車するケースでより効果を発揮する……ということになる。

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