ウォッシャー液は凍る場合も
また、厳冬期にはウォッシャー液の濃度が低いとウォッシャー液が凍ってしまい、イザというときボタンを押してもウォッシャー液が出てきてくれないことも!
そうならないためにも、冬場はウォッシャー液を希釈せず、原液のままタンクに入れておくのがおすすめ。
アルコール濃度が10%のウォッシャー液で、原液1:水1の割合だと、凍結温度はマイナス2度ぐらい。原液100%なら凍結温度はマイナス6度ぐらい。
それ以上寒さが厳しい地域で使用するなら、寒冷地用のウインドウォッシャー液(メタノール40〜45%)を使用すること。寒冷地用なら、原液1:水1で、凍結温度はマイナス13度、原液100%なら凍結温度はマイナス40度程度までOKだ。
というわけで、ウォッシャー液の交換時期などはシビアに考える必要はなく、基本的には継ぎ足しで大丈夫。ただ、できれば半年ぐらいで使い切って、新しいウォッシャー液を足すのがベスト。
めったにウォッシャー液を使わないという人は、継ぎ足すとき、タンクを満タンにせず2分の1ぐらいまでウォッシャー液を入れておいて、それを半年から1年で使い切るのがいいかもしれない。
もっとも、あまりウォッシャー液を使わないと、噴射ノズルやパイプ内が詰まったりすることもあるし、屋外駐車なら、ひと雨降ればガラスはけっこう汚れるもの。晴れの日が続いても、自然に埃はガラスの上に堆積するし、クルマに乗る頻度が少ない人ほど、クルマに乗るたびにウォッシャー液を噴霧して、視界をクリアにしたいところ。
前回乗ってから、少し日が空いてしまったときは、クルマを車庫から出す前に、ウォッシャー液を遠慮なく噴射させて、ガラスを綺麗にするのと同時に、半年~1年で使い切れるよう、上手く消費してしまうようにしよう。