アメリカじゃけっこう見かける自動運転タクシーの実証実験車! 日本とは違う「無人化」の目的とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ラスベガスでは「自動運転タクシー」の実証実験車両が走行していた

■自動運転タクシーといっても「安全運転手」と呼ばれる人間が車内にいる

■日本での自動運転タクシーは「事業者支援」の意味合いが大きい

アメリカのいたるところで見かける自動運転タクシー

 ラスベガスの街なかを歩いていると、仰々しい装置がつけられたトヨタのクロスオーバーSUVである「トヨタ・ハイランダー」が走っていた。ボディにカラフルな模様が入っているところからも、この車両が「自動運転タクシー」であることがすぐわかった。

 筆者が見かけたのは、ラスベガスで2019年より実証実験を行っている「ZOOX」というアマゾンの子会社の自動運転タクシー(ラスベガスでは複数の企業が実証実験に取り組んでいるとのこと)。

 2020年と2021年は新型コロナウイルス感染拡大で渡航できなかったものの、それ以外は毎年ラスベガスを訪れている。これまでと同様の頻度で街なかを歩いていたのだが、今回ほど実証実験車両を見かけることはなかった。実証実験車両が増えたのか、それともいままでは筆者の視界に入っていなかっただけなのだろうか。

 自動運転タクシーといっても完全無人運転というわけではなく、運転席には緊急時に備えて、日本語訳すると「安全運転手」と呼ばれる人間が座っている。外から見ていると、タクシーにしては交差点を曲がるときの様子などがやや荒っぽい運転をしているようにも見えるが、これがアメリカ流のプログラムというものなのだろうか。

 なお、ZOOXはすでに運転席をもたない、完全無人となる自動運転タクシー車両の公道テストの許可を得ているとの報道がある。今後、ラスベガスへ行くと既存車ベースではない専用車両での自動運転タクシーを見かけることになりそうだ。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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