侮りがたし80年代の純正ホイール! いま見ても感動必至の「秀逸デザイン純正アルミ」をデザインのプロが選出!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■最近のクルマは純正ホイールのデザインがスタイリッシュになっている

■1980年代ごろのクルマも秀逸なデザインを取り入れたホイールが多く存在した

■今見てもデザインが優れている純正ホイールを紹介

今見ても秀逸な純正ホイールたち

 最近は切削タイプのアルミホイールが流行となっており、メーカー純正でも非常にスタイリッシュなデザインが珍しくありません。これはもちろん製造技術の向上があってこそですが、しかし個性的なデザイン自体は1980年代ごろから存在しました。今回はそんななかから「このクルマといえばこのホイール!」な純正品5種類を選んでみました。

●峠道御用達な走りに隠れた純正の逸品

 まず始めに取り上げるのは、1983年登場のハチロクこと4代目カローラレビン・スプリンタートレノ用のアルミホイールです。

 わずか13インチのホイールは十字型とヒトデ型を融合させた形状で、中央部の「TOYOTA」ロゴが配された大きな「フタ」も特徴的です。また、十字部分や外周の「孔」とアルミ面とのバランスが適度で、プレーンなクーペスタイルの車体によく似合っています。

 まあ、当時は真っ先に社外品に履き替えられた薄幸の存在ですが、あらためて純正としての魅力を感じてみては? と思います。

●高級車の代名詞を支えたエレガントホイール

 ふたつめは、1988年に登場した日産の初代シーマ用ホイールです。

 バブル景気によるハイソカーブームのなか、突如登場した3ナンバー専用ボディは社会現象にもなりましたが、ドイツ勢とは明らかに異なるエレガントなスタイルが出色。

 これに合わせるホイールも、ダイナミックさと繊細さを併せもったデザインで、極めてシンプルながら存在感のあるモノでした。ちなみに、サイズは15インチといま思えば随分と小ぶりです。このあたりに時代の変化を感じますね。


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

愛車
いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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