申し込み受付は2024年11月10日まで
現行モデルでは初のMT車となる「カングー クルール ディーゼル MT」をドライブして登壇したのは、ルノー・ジャポンで商品戦略ダイレクターを務めるフレデリック・ブレン氏。日本語を流暢に操り、日本市場の動向も熟知しているブレン氏は、ようやく現行カングーのMTモデルを導入することができると、その喜びを語った。
「カングー クルール ディーゼル MT」が搭載するのは、1.5リッター4気筒SOHCディーゼルターボ。最高出力は116馬力/3750rpm、最大トルクは270Nm/1750rpmを発揮する。トランスミッションは6速MTで、坂道発進などを容易にするヒルスタートアシスト機構も備えられる。
MTというと運転に対して身構える人もいるかもしれないが、ディーゼルターボならではの大トルクもあり、ブレン氏いわく「エンストしようと思ってもできない(笑)」とのこと。もちろん右ハンドルだ。
車名のクルールとはフランス語で「色」の意味であり、特別なボディカラーを備える限定車であることが示されている。そのボディカラーはベージュ サハラとグリ カシオペ Mの2色で、それぞれサハラ砂漠の昼と夜をイメージしたという。
そのほか、外観ではブラック塗装されたクロスバー機能付きマルチルーフレールや同じくブラック塗装されたホイールにオールシーズンタイヤを標準装備。滑りやすい路面でもグリップを失なわずに駆動させる機能のエクステンデッドグリップとの組み合わせにより、キャンプ場など軟弱な路面状況でも安心して走行することができる。
※撮影車はプロトタイプのためオールシーズンタイヤ未装着
また、イージーパーキングアシストや車体前後左右に備えられたパーキングセンサー、スマートフォンのワイヤレスチャージャーなどを標準装備。安全性や機能面を高める装備が充実している。
カングー クルール ディーゼルMTは各色70台ずつの限定販売となり、車両価格は399万円。購入申し込みの受付は2024年11月10日までとなっており、購入希望者が多かった場合は抽選にて購入者が決定される。購入申し込み数が販売台数に満たなかった場合は、先着順での通常販売となるとのこと。