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自動車大国ドイツで日本の旧車は人気! 一方「日本の新車」は「安さがウリのクルマ」という扱いだった (1/2ページ)

自動車大国ドイツで日本の旧車は人気! 一方「日本の新車」は「安さがウリのクルマ」という扱いだった

この記事をまとめると

■ドイツ国内の新車販売における日本車の割合は7.5%と非常に少ない

■低価格なモデルやスポーティなモデルはドイツ国内でも人気がある

■ドイツ国内で見かけるトヨタ・プリウスはタクシーのイメージが強い

ドイツではまだまだ日本車は珍しい存在

 日本と同じく自動車大国のドイツ。自国には世界に名立たる自動車メーカーがひしめくドイツだが、じつは欧州各国はもちろんのこと、北米、ロシアやアジアからこんなにも数多くの世界中の自動車メーカーが参入している国はないのではないか、と感じている。ドイツで勝負を賭けるからには、相当な自信や特徴がないと厳しいということはいうまでもない。

 日本メーカーがドイツに進出したのは、1960~1970年代前半。ホンダが1961年、マツダが1969年、トヨタが1971年、日産は1974年と、各社半世紀以上の歴史と実績があり、知名度とそのクオリティは十分に周知されているといえる。

 それこそドイツ進出当時には、極東アジアからやってきた日本車は、非常に物珍しがられたのではないだろうかと想像するが、現在の日本車の立ち位置はどうだろうか? ドイツ連邦自動車局(KWA)によると、2023年にドイツで新車登録された日本車は21万2100台と発表されている。しかし、ドイツ市場に占める日本車の割合はたったの7.5%と非常に少ない。地方に行けば日本車を見かける機会は若干増えるものの、実際に日常的にドイツ国内を日本車が数多く走行しているのか、と問われれば、必ずしもそうではない。

 ドイツ人が日本車に求めるものとは、なんといっても低価格だろう。輸入関税や輸送料が含まれていることを考慮しても、御三家と比較すると車体価格はかなりお手頃な上、維持費も安いことから日本車の需要は一定数存在し続けている。

 また、日本車特有の走りが好きだという人々もおり、そのコアなファンたちに愛される日本車には定評があるのかも知れない。その代表格はマツダMX-5やホンダ・シビック タイプRなどで、最近ではGRヤリスもそのなかに加わった。

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