価格が魅力のTOYOのスタッドレスが「制動性能20%アップ」を引っ提げて新モデルに! スケートリンクで試したら明らかに進化していた!! (2/2ページ)

最新スタッドレスはコスパ抜群!

 GIZ3はどうか? 前述のとおり滑りやすいスケートリンクの氷上でブレーキ踏んだときの減速感がハッキリ違う。さらに新しいコンパウンドの採用により4年後の劣化(GIZ2は表を見てわかるとおりゴムの硬化によって雪道性能が落ちていく)も大幅に抑えられたという。GIZ2までのウィークポイントだったアイスバーン性能と寿命を大幅に伸ばしてきたということ。

 ここで文頭に戻る。今までのオブザーブGIZ2は、コスト重視のスタッドレスタイヤだった。私が判断したのでなく、トーヨータタイヤのデータで明記してあります。けれどGIZ3になり、性能を大幅に向上させている。雪道を楽しく走りたいクルマ好きにも、少しでも食いつきのいいスタッドレタイヤに乗ってほしいビギナーにもすすめられるブランドになった。

 となれば気になるのが価格。すでに販売を開始しているGIZ3の実売価格を見ると、相当魅力的! ライバルと同等の性能をもつことを考えるとお買い得といい切ってよかろう。今まで性能を重視する人なら前記4メーカーから選ぶことを進めていたけれど、この冬からトーヨータイヤもショッピングリストに載せたらいい。

 そうそう。加えて従来トーヨータイヤが得意としてきた気温低く、湿度の少ないアイスバーンは(オブザーブの特徴であるクルミの殻が氷を引っ掻く)相変わらず得意だと思う。マイナス20度の大雪山麓をGIZ2で走ったときは、下り坂でブレーキ踏むと「カーッ!」という音が聞こえてきたのには驚いた。GIZ3もクルミの殻入り。機会あったらカキンカキンの日に試してみたい。


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