価格が魅力のTOYOのスタッドレスが「制動性能20%アップ」を引っ提げて新モデルに! スケートリンクで試したら明らかに進化していた!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トーヨータイヤから最新スタッドレスタイヤの「オブザーブ GIZ3」が登場

■前作の「GIZ2」と比較して「GIZ3」では制動距離を22%短縮している

■価格もリーズナブルな点が光る

最新スタッドレスは制動力20%向上!

 そろそろスタッドレスタイヤへの交換を考える時期になってきた。さて。皆さんスタッドレスタイヤを選ぶ際、どんなスペックを重視するだろう? 当たり前ながら性能と価格のバランスだと思う。性能重視という人なら高くてもアイスバーンでしっかりグリップするブランドを選ぶだろうし、価格重視であれば安いタイヤのなかでもっとも高い性能をもつブランドにすることだろう。

 今回紹介するトーヨータイヤの「オブザーブ」というブランドは後者だった。なにしろ新登場の「GIZ3」というスタッドレスタイヤ、トーヨータイヤの社内テストで「先代のGIZ2よりアイスバーンでの制動距離が22%短縮」とのこと。人間のセンサーは5%の差だと敏感な人しかわからない。10%差なら「なんとなく違うかな?」、20%差だと誰にでも明らかに違うとわかるとされている。

 ちなみに今回、歩くことさえ難しいスケートリンクでGIZ3とGIZ2を乗り比べたてみた。結果「なるほど!」。ブレーキ踏んだときも加速のときのトラクションもGIZ2と比べハッキリといい感じ。ホンモノのアイスバーンにもって行き、ライバルと比較試乗しないと絶対的な性能は不明ながら、開発陣に聞くと「同等レベルになっていると思います」。タイヤのエンジニア、信じてイイ。

 逆に考えたらGIZ2はアイスバーンだと定評のあるブリヂストン、ヨコハマ、ミシュラン、ダンロップより20%以上制動距離が長かったということになります。私も何度かGIZ2でアイスバーンを走った経験をもつため、性能を重視したときの推奨ブランドじゃありませんでした。参考までに書いておくと、GIZ2も圧雪や新雪であればライバルタイヤと同レベルの性能をもつ。

 アイスバーンでのグリップ性能が若干低いものの、ウデに自信のある人は「少し早めにブレーキ踏めば大丈夫!」という考え方もあるだろうし、関東以西の太平洋側のように「95%は舗装路。雪降ってもアイスバーンにならない」ような地域であれば、スタッドレスタイヤというだけで十分と思う。いずれにしろGIZ2はコストを重視するユーザーに支持されていた。


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