この記事をまとめると
■「交通安全協会」とは交通事故防止のために活動している財団法人
■おもに9つの事業を行っており協会への入会は任意だ
■入会すると協賛店での割引や交通事故入院見舞金を受け取ることができる
交通安全協会ってどんな組織?
免許更新時などに入会を勧められる「交通安全協会」。見聞きしたことがあるものの、実態がイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、交通安全協会の実態、会費の使い道、入会におけるメリット・デメリットなどを解説します。
交通安全協会とは?
交通安全協会とは、自動車交通の急成長に伴い交通事故が急増したことを受け、交通事故防止のために「交通安全活動」や「広報啓発活動」を推進しようと設立された財団法人です。
交通安全協会では、交通事故防止のために次の9つの事業を行っています。
1)交通安全の広報
2)交通安全を推進するための事業
3)交通安全活動の指導者の育成
4)交通安全に功労にあった者及び団体の表彰
5)事業所における安全運転管理を推進するための事業
6)交通安全に関する調査及び研究
7)交通安全に関する月刊誌、教材及び各種資料の刊行
8)外国における交通安全に関する諸機関との情報交換
9)その他本協会の目的を達成するために必要な事業
(一般財団法人 全日本交通安全協会 定款 より)
では、具体的に会費がどのくらいで、どのようなことに利用されているのでしょうか。
入会は任意! 入会したときの会費は何に利用されている?
そもそも、交通安全協会への入会は任意です。交通安全協会の活動内容に共感できる場合は入会してもいいでしょう。なお、会費は基本的に1年間500円。免許の有効期間に応じて会費を支払います。そのため、3年の場合が1500円、5年の場合が2000円です。
これらの会費は、交通事故防止、飲酒運転の撲滅、新入学児童への黄色のランドセルカバー贈呈など、地元の交通安全活動に利用されています。
交通安全協会に入会するメリットとデメリット
交通安全協会に入会することで地域の交通安全に貢献できるだけでなく、加入した本人にもさまざまな特典があります。交通安全協会に入会する主なメリット・デメリットは次のとおりです。
【メリット】
・優良運転者等各種表彰の受賞
・協賛店での割引き
・交通事故入院見舞金の受領
・入会時の記念品プレゼント
【デメリット】
・特典を受けられない
・交通事故入院見舞金を受け取ることができない など
交通安全協会に入会すると、協賛店での割引や交通事故入院見舞金を受け取ることができることについて知らない方も多いのではないでしょうか。このようなメリットがあることから、割引や万が一のときの備えとして交通安全協会に入会しておいてもよいといえるでしょう。
地域の交通安全を考えたり特典を受けたい人は入会がオススメ
交通安全協会に入会すると、地域の交通安全に役立つだけでなく、本人も特典を受けることができます。これらの活動内容に共感できるなら交通安全協会に入会しておいてもよいのではないでしょうか。ただし、交通安全協会への入会は任意です。免許更新時などに即断する必要はないため、活動内容を調べてから入会するか判断するとよいでしょう。